OpenJDKのAmazon Corretto 8をmacOSにインストールしてみた

OracleのOpenJDKのライセンス規約が変更されたことやJava8のサポートが終了したことでこれからJDKは何を使えば良いのだろうかと頭を悩ませている方は少なくないと思います。各々使い勝手が違うのは言うまでもありませんが、この記事では実際にインストールしてみた方法をお伝えします。

OpenJDKの1つで有力候補のAmazon Corretto 8をmacOSにインストールしてみた方法についてです。ご参考になれば幸いです。

OpenJDKのAmazon Corretto 8とは

OpenJDKにOracleを選んでいた方は多いでしょう。ですが、2019年のライセンス変更とサポート終了に伴い、新たにJDKを選定する必要性が出てきました。AdoptOpenJDK、Azul Zulu、Red Hat、SapMachine、Amazon Correttoなどなど・・・

そのなかでもAmazon Correttoは比較的新しいOpenJDKですが、Amazonのサービスであり、またAmazon内のサービスでもすでに数千以上の本番環境でCorrettoが利用されているそうです。Amazon、AWSユーザーにとってはAmazonが提供するOpenJDKなら使ってみたいという方も多いのではないでしょうか。

現在(2019年4月)はAmazon Corretto 8とAmazon Corretto 11の2つのバージョンが提供されているので、ご自身の環境や用途に合わせて選択してください。

サポート期間

OpenJDKにはLTS(Long Term Support)という長期サポートが付いている場合があります。Amazon Corretto 8も例外ではなく、長期サポートが付いていて2023年の6月までとなっています。Corretto 11は2024年の8月までです。もう少し延長する可能性はありますが、詳細はこちらで確認してください。

Amazon Corretto 8をmacOSにインストールしてみた

ではここからは私が実際にAmazon Corretto 8をダウンロードしてmacOSにインストールしてみた手順をお伝えします。ちなみにCorretto 11でも同じ手順でインストールが可能です。

動作環境はmacOSのバージョン10.14.6です。バージョンは10.10以降じゃないと今からお伝えする方法だとインストールできない可能性があるのでバージョンの確認とアップデートの必要がある場合はアップデートしてから実行してください。

Corretto 11をインストールする場合はバージョン10.13以降でインストール可能です。同様に確認してください。

Amazon Corretto 8をダウンロード

AmazonがCorretto 8のインストールパッケージを提供しているのでそこからダウンロードします。『Amazon Corretto』を開き、赤枠の『Amazon Corretto 8 をダウンロードする』を押下。

ダウンロードリンク一覧が載ったページへ飛ぶので、プラットフォームが「macOS」、ダウンロードリンクが「.pkg」となっているURLリンクを押下。

すると、ダウンロードが始まるので完了するまで待ちます。ダウンロードが完了し開けるとAmazon Corretto 8のインストーラが開きます。

このような画面が出てきたらあとは簡単です。指示に従って進めていくだけです。一応最後まで説明していきますが、説明が不要な方は飛ばしていただいて大丈夫です。

右下の「続ける」を押すと、次は「インストール先の選択」画面が出てきます。インストール場所が複数ある場合はインストール先を選択してください。選択したら「続ける」を押下します。

インストール先を変更する場合やカスタマイズする場合は任意で変更してください。特になければ「インストール」を押下します。

ポップアップが表示され、ユーザ名とパスワードを求められるので入力します。このユーザ名とパスワードは今インストールしようとしているPCのログイン時と同じものです。入力が終わったら右下の「ソフトウェアをインストール」を押下します。

しばらくするとインストール完了の文字が表示されます。完了したらインストーラは閉じてください。

これでmacOSにAmazon Corretto 8をインストールできました。

インストールできているか確認

Amazon Corretto 8がインストールできているか確認してみましょう。ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。

$ java -version

『Corretto-8』の表記があればOKです。ただし、仮に複数のJDKをインストールしてしまっている場合はデフォルトのJDKしか表示されないので注意してください。その場合は以下のコマンドを入力することで確認できます。

$ cd /Library/Java/JavaVirtualMachines

$ ls

『amazon-corretto-8.jdk』と表記されるはずです。表記があれば無事にインストールできていることになります。

まとめ

以上がAmazon Corretto 8をmacOSにインストールする方法です。あとはEclipseなどのIDE(統合開発環境)でCorrettoを使えるように設定しましょう。インストール自体は本当に簡単で無償でできるのでサクッとやってみてください。先述してますが、Corretto 11でも同じ手順でインストール可能です。ぜひお試しください。

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