AWS Elasticsearchの使い方について

AWS Elasticsearchの使い方について学ぼう

Elasticsearchとは何か?

まず最初に、Elasticsearchとは、オープンソースの RESTful 分散検索・分析エンジンで、Apache Luceneを基盤として構築されています。2010 年のリリース以来、Elasticsearchはすぐに最も人気のある検索エンジンとなり、ログ分析、フルテキスト検索、セキュリティインテリジェンス、ビジネス分析、およびオペレーショナルインテリジェンスのユースケースに広く使用されています。

Elasticsearchの特徴

API、Logstash や Amazon Kinesis Firehose などの取り込みツールを使用して、JSON ドキュメントの形式でデータを Elasticsearch に送信できます。Elasticsearch は自動的に元のドキュメントを保存し、そのドキュメントへの検索可能な参照をクラスターのインデックスに追加します。その後、Elasticsearch API を使用してドキュメントの検索と取得ができます。オープンソースの可視化ツールである Kibana と Elasticsearch を併用してデータを可視化し、インタラクティブなダッシュボードを構築することもできます。

Elasticsearchのメリット

Elasticsearchにはどのような利点があるのか、簡単に説明していきます。

1.高性能

Elasticsearch は分散型であるため、大量のデータを並行して処理し、クエリに最適なものをすばやく見つけることができます。

2.価値が生み出されるまでの時間の短縮

Elasticsearch は単純な REST ベースの API、単純な HTTPインターフェイスを提供し、スキーマフリー JSON ドキュメントを使用するため、さまざまなユースケースに対応したアプリケーションの作成を簡単に開始できます。

3.リアルタイムのオペレーション

データの読み書きなどのElasticsearchオペレーションは、通常、完了までに 1 秒もかかりません。これにより、アプリケーションのモニタリングや異常検出など、ほぼリアルタイムのユースケースにElasticsearchを使用することができます。

4.アプリケーション開発が簡単にできます

Elasticsearch は、Java、Python、PHP、JavaScript、Node.js、Ruby など、さまざまな言語をサポートしています。

AWSでのElasticsearchの使い方

Elasticsearchの管理とスケーリングは困難な場合があり、Elasticsearchの設定及び構成に関する専門知識が必要です。Elasticsearchの実行を簡単にするために、AWSではプロダクションワークロードに必要な可用性、スケーラビリティ、およびセキュリティを備えたElasticsearchが組み込まれた、完全マネージド型サービスであるAmazon Elasticsearch Serviceを提供しています。

Amazon Elasticsearch Serviceのユースケースとして

・検索の速さ

アプリケーション、ウェブサイト、データレイクカタログ向けに高速でパーソナライズされた検索エクスペリエンスを提供し、ユーザーが関連データをすばやく検索できるようにします。

・セキュリティ情報とイベント管理 (SIEM)

リアルタイムの脅威を検出してインシデントを管理するために、ネットワーク全体の異なるアプリケーションとシステムからのログを集中化して分析します。

AWS Elasticsearch ServiceとElastic CloudのElasticsearch Serviceを比較

1.ノウハウ

2006年よりAWSで各種サービスを提供しているAmazonですが、マネージドのElasticsearchを管理・サポートするノウハウの蓄積に関しては、Elasticの方が豊富です。

2.機械学習

Amazonは、AWSの追加のサービスやサードパーティのサービスを使用して独自に作成したモデルを開発・管理する必要がありますが、ElasticはElasticsearchに完全統合されたAPIとKibanaのUIが、快適かつシンプルな機械学習エクスペリエンスを実現します。

3.スタック監視

Amazon CloudWatchがクラスター状態、ノード情報などわずかなメトリックをサポートします。Elasticは、ElasticsearchとKibanaのために設計され、豊富な機能を備えた包括的なプロダクトがあり、幅広いメトリックを捉えてクラスターのヘルスを保ちます。

まとめ

AWS Elasticsearch ServiceにもElastic CloudのElasticsearch Serviceにもそれぞれのメリットがあるので、互いの機能やちがいを理解して、適切な使い方をすることが重要なのではないでしょうか。

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