Amazon Redshiftの料金についてご紹介!

Amazon Redshiftとは

Amazon Redshift は、他のどのデータウェアハウスを運用するよりも低コストです。1 時間あたりわずか 0.25 USD で開始し、ペタバイト単位のデータと数千人の同時ユーザーに対応できるようにスケールアップできます。ビジネスニーズにぴったり合ったものを選ぶことができ、コンピューティングを過剰にプロビジョニングすることなくストレージを増大させる能力と、ストレージのコストを増やすことなくコンピューティング性能を増強する柔軟性を備えています。

Amazon Redshiftで実現できること

まず、ニーズに最適なクラスター設定を選択します。1 回の API コールで、または Amazon Redshiftコンソールを数回クリックするだけで、クラスターを素早くスケールすることも、クラスターを一旦停止および再開することも、ノードタイプを切り替えることもできます。選択する前にはオンデマンド料金が表示されます。後からリザーブドノードを購入して大幅な割引を受けることもできます。

選択したら、安定した状態で処理できるよう、伸縮自在なリサイズ機能を使用して、プロビジョニングしたコンピューティング性能の量を簡単に調整できます。スケジューラーをリサイズすることで、日次または週次ベースでノードを追加または削除することにより、コストを最適化し、最高のパフォーマンスを引き出せます。動的ワークロードについては、同時実行スケーリングを使用して、追加的なコンピューティング性能を自動的に取得、無料使用枠を使い終えたあとは秒ごとに使用した容量の料金を支払う形式になります。

Amazon Redshiftのノードタイプ

Amazon Redshiftはワークロードに対応するため、様々なノードタイプがあります。必要なパフォーマンス、データサイズ、その増大によって、RA3またはDC2を選択するよう推奨されています。

マネージドストレージが付属するRA3ノードでは、コンピューティング性能とマネージドストレージのスケーリングと支払いを独立させることで、データウェアハウスを最適化できます。RA3では、パフォーマンス要件に基づいてノードの数を選択し、使用したマネージドストレージに対してのみ料金が発生する形式になります。日々処理するデータ量を基に、RA3クラスターのサイズを選択する必要があります。

Redshiftのマネージドストレージでは、各RA3ノードに大容量の高性能SSDを使用し、ローカルストレージの高速化が行われています。また、Amazon S3によって長期間の耐久性があるストレージが提供されています。1 つのノード内のデータが増加して大容量ローカル SSDのサイズを超えた場合、そのデータはRedshiftのマネージドストレージにより自動的にAmazon S3にオフロードされます。Redshiftのマネージドストレージに対して支払うのは、データが高性能SSD内にあるかS3内にあるかにかかわらず、同じ低額な料金です。ますます増大するストレージを必要とするワークロードの場合、マネージドストレージを使用することでデータウェアハウスのストレージ容量を自動的にスケールできます。ノードの追加やそのための支払いは必要ありません。

DC2ノードでは、ローカルSSDストレージを使用してコンピューティング負荷の高いデータウェアハウスを持つことができます。必要なノード数はデータサイズとパフォーマンス要件に基づいて選択します。DC2ノードは高いパフォーマンスを引き出すためローカルにデータを格納し、データのサイズが増えるに従って、さらに多くのコンピューティングノードを追加して、クラスターのストレージ容量を増強できます。未圧縮で1TB未満のデータセットでは、最も低い価格で最良のパフォーマンスを得るため、DC2ノードタイプの利用を推奨します。データ量の増大が予想される場合は、RA3ノードのご利用をお勧めします。このタイプのノードを使用することで、コンピューティング性能とストレージを別々にサイジングし、最高量の料金とパフォーマンスを活用できます。

DS2ノードはハードディスクドライブ (HDD) を使用して、大容量のデータウェアハウスを作成できるので、代わりにRA3ノードを使用するようお勧めします。DS2ノードを使用している場合は、アップグレードガイドラインのクラスター管理ガイドで、RA3ノードタイプの概要を確認する必要があります。DS2.xlargeのノードを8個以上利用している人、または数に関係なくDS2.8xlargeノードを利用している人は、RA3にアップグレードし、同じデマンドコストで、2 倍のストレージとより高いパフォーマンスを利用できます。

従量制料金体系のRedshift機能

Amazon Redshift Spectrumの料金: エクサバイト規模のS3データレイクに直接SQLクエリを実行できます。支払いはスキャンされたバイト数の分だけです。

同時実行スケーリングの料金: それぞれのクラスターは、1 日あたり最長 1 時間の無料同時実行スケーリングクレジットを獲得します。したがって、同時クエリ数や同時ユーザー数が数千件に達しても、安定した高速なパフォーマンスを実現できます。無料クレジットを超える使用分については、秒単位のオンデマンド料金がかかります。

Redshift マネージドストレージの料金: プロビジョニングされたコンピューティングノードの数とはかかわりなく、RA3クラスターに保存したデータに対してのみ支払うことができ、柔軟に利用できます。マネージドストレージに保存した合計データ量に対する時間単位の料金のみを支払います。

オンデマンド料金

Amazon Redshiftオンデマンド料金では、コミットメントと初期費用は不要で、時間単位で使用量分の料金を支払います。使用しているクラスターのタイプとノード数に応じて、時間単位の料金になります。クラスターの作成、削除、停止、再開といった請求対象となるステータス変更に続いて、1時間未満の時間は秒単位で請求されます。停止と再開の機能によって、クラスターを停止している間、一時的にオンデマンド料金が発生しないようにすることができます。クラスターを停止している間は、バックアップストレージの料金のみが発生します。これにより、データウェアハウスの容量を事前にプランニングしたり購入したりする手間が省けます。また、開発環境またはテスト環境をコスト効率のよい方法で管理することができます。

DC2 or DS2 or RA3(※)vCPUメモリ対応ストレージ容量I/O料金
dc2.large215GiB0.16TB SSD0.60 GB/s0.314USD (1 時間あたり)
dc2.8xlarge32244GiB2.56TB SSD7.50 GB/s6.095USD (1 時間あたり)
ds2.xlarge431GiB2TB SSD0.40 GB/s1.19USD (1 時間あたり)
ds2.8xlarge36244GiB16TB SSD3.30 GB/s9.52USD (1 時間あたり)
ra3.4xlarge1296GiB64TB RMS2.00 GB/s3.836USD (1 時間あたり)
ra3.16xlarge48384GiB64TB RMS8.00 GB/s15.347USD (1 時間あたり)

※高密度コンピューティング(DC2)、高密度ストレージ(DS2)、Redshift マネージドストレージを備えた(RA3*)を表しています。

*各 RA3ノード付属マネージドストレージの対応ストレージ容量の合計

いかがだったでしょうか。Amazon Redshiftは、他のどのデータウェアハウスを運用するよりも低コストなので、運用を検討してみるのも良いですね。今回はピックアップしたのはオンデマンド料金でしたが、2ヶ月間無料で利用できるため、一度試してみてから本格的な運用を考えてみるのも良いでしょう。

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