【IT初心者向け】DNSとは

はじめに

いきなりですがこちらの問題を考えてみてください。

①『google.com』と検索すると → Googleの検索画面が出てきます。

②『172.217.31.142』と検索すると → ??? 何が表示されるでしょう。

実は②も、Googleの検索画面が出てきます。なんだか面白いですよね。これは、DNSサーバーというも のの仕組みが関係しています。それでは、IT初心者の私が、IT初心者に向けて分かりやすく解説していきたいと思います。

DNSとは

DNSとは、Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム) の略です。人間が読み取れるドメイン名 (example.co.jp や、www.example.comなど) を機械が読み取れる IP アドレス (192.0.2.44 など) に相互に変換してくれるシステムのことです。また、ドメイン名からIPアドレスを調べることを「名前解決」といいます。

ドメイン名→ [DNSサーバー] → IPアドレス に変換してくれる

IPアドレス→ [DNSサーバー] → ドメイン名 に変換してくれる

IPアドレスとは

IPアドレスとは、ネットワークに接続しているコンピュータの場所を識別するために、個々のコンピュータ(ノート PC、スマートフォン、ウェブサーバーなど)に付与されるアドレスのことで、データ通信をする際、送信元を特定するものです。

ドメイン名とは

ドメイン名は、「example.co.jp 」のように「.」で区切った階層構造で、「jp」は日本(Japan)を、「co」会社(corporation)などを表し、右側から順に下の階層へと広がっていきます。※下記にてドメイン階層と代表的なドメイン一覧をご紹介しております。

【ドメイン階層】

[ルートドメイン(起点)]       . /

[トップレベルドメイン]    jp / com / net

[セカンドレベルドメイン] co ac ne / google amazon / 〇〇 ×× /

[サードレベルドメイン] yahoo /

[ホスト名] www /

またトップレベルドメインには、.jpなど国名を表わす「ccTLD(country code TLD)」や.comなどの「gTLD(generic TLD)」があります。

【代表的なトップレベルドメイン】

ccTLD…au(オーストラリア) , de(ドイツ) , jp(日本) , kr(韓国) , nz(ニュージーランド) , ru(ロシア)

gTLD…com(商業組織用) , net(ネットワーク用) , org(非営利組織用) , info(制限なし) , name(個人名) , mobi(モバイル関係用)

【代表的なセカンドドメイン】

ac(大学などの学校法人など) , co(株式会社や有限会社など) , go(日本国の政府機関など)

or(財団法人や医療法人など) , ne(ネットワークサービス提供者) , ed(おもに18歳未満を対象とする学校組織など)

次に数あるDNSサーバーのうち、Amazonにて提供している Amazon DNS サーバーについて解説したいと思います。

AWSとは

Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス)の略で、Amazonが提供している175以上のクラウドコンピューティングサービスの総称です。

クラウドコンピューティングサービスとは

インターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションなどを利用することができるサービスの総称です。そもそもクラウドとは「雲」のことです。現在、スマートフォンの写真やアプリケーションを保存する方法としてクラウドへの保存が主流となってきていますよね。

アプリケーションを例として挙げると、通常はPC内にWordやExcelなどの様々なアプリケーションをインストールして利用しますが、クラウドコンピューティングでは、インストールの必要はありません。インターネット環境があれば、クラウド上で提供している機能やサービスを利用することができます。会社のPCからでも、自宅のスマートフォンからでも、同一のデータにアクセスでき、同一のサービスを利用可能です。

AWSで提供しているDNSサービス「Amazon Route53」

全世界に分散された高い信頼性を持つサービスです。数分で開始することができ、なおかつコストパフォーマンスが良いことが特徴です。非常に安価であり、使った分だけの従量課金制です。最低使用量の条件や前払いなどはありません。また、高速・安全が保証されており、AWS の他の機能やサービスと連動するように設計されているという利点もあります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。DNSの仕組みやその他のDNSサーバーについても興味が湧いてきたのではないでしょうか。現在のIT社会において、まだまだ知らないことで溢れかえっていますが、こうしている間にもまた新しい何かが生まれようとしています。ついていけない人なのか、追いかける人なのか、生み出す人なのか。これを機に、また私もしっかりとITと向き合おうと思っています。最後までお読みいただきありがとうございました。

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