AWS IoT SiteWiseについて

AWS IoT SiteWiseについて

エンジニア関係の職業の方は耳にしたことや見たことがある方が多いと思いますが、知らない方もおられると思いますので今回AWS IoT SiteWiseについて書かせていただきます。まずはじめにAWS IoT SiteWiseの概要をご紹介し、AWS IoT SiteWiseを使用するメリットについて書かせていただきます。

 

AWS IoT SiteWiseの概要

AWS IoT SiteWiseは、、産業企業が複数の産業施設全体から何千ものセンサーデータストリームを収集、保存、整理、モニタリングを容易にして、より優れたデータ主導の意思決定を行うことができるようにするマネージドサービスで、AWS IoT SiteWiseを使用すれば、全施設にわたる運用のモニタリングや、一般的な産業パフォーマンスメトリクスの迅速なコンピューティングが可能なほか、産業機器データを分析するアプリケーションを作成して、コストのかさむ機器の問題を予防したり、生産のギャップを減らしたりすることができます。これにより、デバイス間で一貫してデータを収集し、リモート監視で問題をより迅速に特定し、一元化されたデータでマルチサイトプロセスを改善することが可能です。実際のところ、産業機器のパフォーマンスメトリクスを取得することは非常に困難で、データはしばしばオンプレミスの専用データストア内に閉じ込められており、データを取得して分析に使用できるフォーマットに変換するには通常専門知識が必要となるからです。AWS IoT SiteWiseは、お客様の施設内に設置されたゲートウェイ上で実行されるソフトウェアを提供し、産業機器データの収集と整理を自動化することによってこのプロセスのシンプル化します。ゲートウェイ自体はオンプレミスデータサーバーにセキュアに接続し、データを収集して、そのデータを AWS クラウドに送信します。また、AWS IoT SiteWiseは、MQTT メッセージや API を通して現代の産業用アプリケーションからデータを収集するためのインターフェイスも提供します。AWS IoT SiteWiseを使用することによって、物理アセット、プロセス、および施設のモデル化、一般的な産業パフォーマンスメトリクスの迅速なコンピューティング、完全マネージド型のウェブアプリケーションの作成を行うことができ、産業機器データの分析、コストの削減、およびより迅速な意思決定に役立ちます。AWS IoT SiteWiseを使用することによって、数か月におよぶ付加価値を生まないデータコレクションの開発とソリューションのカタログ化を省くことができます。そのかわりに、機器の問題の検出と修理、非効率性の洗い出し、および生産量の向上のためにデータを使用することに集中できます。

AWS IoT SiteWiseを使用するメリットについて

AWS IoT SiteWiseを使用するメリットは産業活動で一般に発生する無駄を削減するために、機器のデータを簡単に収集して洞察を得ることができます。センサーデータは機器別に構造化できるため、データを識別および取得できます。AWS IoT SiteWiseは、機器およびプロセスに対して指定したパフォーマンスメトリクスのコンピューティングも行います。これらの上記のメトリクスは、機器の問題、生産ギャップ、品質不良といったさまざまなタイプの無駄を特定するために役立ちます。上記の通りたくさんありますがさらに詳しく3つほど紹介させていただきます。

中央データソースによる施設間共通プロセスの改善

産業施設全体にわたる可視性は、運用の合理化に加えて、生産量と廃棄量の差異を特定することも可能にします。IoT SiteWiseを使用することによって、複数施設全体の産業プロセスと機器のモデルを作成することができ、作成後はカスタマイズ可能な表とダッシュボードを通じてアセットのライブデータおよび履歴データを自動的に検出し、可視化できるようになります。SiteWise Monitor では、アセットデータでウェブアプリケーションを数分で起動し、問題に対応、または施設間の差異を特定するための可視性を産業エンジニアに提供することが可能です。SiteWise Monitor は、運用状況をより良く理解し、プロセスの改善、および組織全体での無駄の削減を行うための、一元化された信頼できる情報ソースの作成を容易にします。

リモートモニタリングによる問題検出の迅速化

AWS IoT SiteWiseでは、あらゆる場所にある産業機器のパフォーマンスが評価されます。これまでは、問題の診断に技術者を送り込み、その問題解決にまた別の技術者を送り込んでいました。今後は、問題診断は遠隔で行い、技術者を派遣するのは問題解決の必要が生じたときのみになります。現場での診断活動の調整に費やす時間を減らすことができ、エンジニアは最も得意とする運用状況の把握、およびより良いシステムの設計に集中できるようになります。

すべてのソースからのデータの一貫的な収集

AWS IoT SiteWiseを使用することで、追加のソフトウェアを開発せずに、複数の施設から確実にデータを収集し、構造化して、データをアクセス可能かつ理解可能なものにすることができます。複数の施設全体における機器またはプロセスの情報およびメトリクスをクエリできるので、アプリケーションのために即時に利用することが可能になります。AWS IoT SiteWiseには、お客様が必要とするデータ収集、管理、および可視化機能が直接組み込まれているので、開発リソースをデータからより多くの事柄を学ぶために役立つ新しいアプリケーションに投入することができるようになります。

 

 

最後に

今回、近年注目されている、AWS IoT SiteWiseについて書かせていただきました。AWS IoT SiteWiseの主な概要とAWS IoT SiteWise を使用するメリットについて詳しく書かせていただきました。メリットがクライアント側に合えばすごく強みになるサービスですね。興味がある人はぜひ一度詳しく調べてみてはいかがでしょうか?

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