AWS CodeStarの特徴や使い方について
CodeStarはご存じですか?AWSのサービスの一つであり、これから開発を行う方にはぜひ利用していただきたいサービスです。本記事では、CodeStarの特徴から使い方に関してご紹介していきます。
CodeStarとは
Amazon社が提供しているクラウドサービスであるAWSの中のサービスの一つです。CodeStarを利用するとアプリケーションを迅速に開発および構築できます。
統合されたユーザーインターフェースによって継続的デリバリーのツールチェーン全体を数分で設定が可能となります。詳細については下記の通りです。
◆さまざまなプロジェクトテンプレート
webサービスやwebアプリケーションなどを簡単に開発できるテンプレートが用意されています。
テンプレートの中にはJava、Javascript、PHP、Ruby、C#、Pythonといったプログラミング言語のコードが用意されていたり、VisualstudioやEclipseなどの任意のコードエディタを使用することも可能です。
◆管理のしやすさ
プロジェクトダッシュボードがあり1つの場所からアクティビティを監視できる
ことによりソフトウェアを開発するにあたる全段階の進行状況を確認することができます。Amazon CloudWatchやプロジェクト管理ツールであるAtlassian JIRA Softwareとも統合されるため、アクティビティの監視や問題管理を一元的に行うことができます。
◆セキュアに作業ができる
プロジェクトをチーム全体でセキュアに行うことができます。プロジェクトの所有者、コントリビューター、ビューワーのアクセスを簡単に管理でき、ロールベースのポリシーがくみこまれていることによりプロジェクトのアクセスに関するプロセスを簡素化
できます。
利用方法
ここからは実際に利用するための手順について説明していきます。
【プロジェクトの作成】
1.プロジェクトを開始するをクリックするとプロジェクトのテンプレート選択画面に移ります。お好きなアプリケーションの開発環境を選択します。
2.プロジェクト名とリポジトリを指定します。
※プロジェクトIDはプロジェクト名から派生され15文字の制限があり、コードリポジトリのURLの一部としてやプロジェクトに関連する全てのリソースの名前となります。プロジェクトの作成後、IDの変更はできませんので注意してください。
3.プロジェクトの詳細を確認する画面になるので確認後「プロジェクトを作成する」を選択します。
4.作成を選択するとセットアップ画面となるのでユーザー登録、コードの編集方法の選択をそれぞれ進めていきます。
※コードの編集環境の設定は後でも行えるのでスキップでも問題ありません。
5.完了すると各種サービスが自動で構築され、ダッシュボードが表示されます。
【プロジェクトダッシュボードについて】
プロジェクトの作成方法は前述で終えますが、ここではダッシュボードの内容について簡単に説明していきます。
・継続的デプロイメント
プロジェクトの継続的配信パイプラインの概要が表示されます。アプリケーションのビルドが正常に完了すると全て成功と表示され、デプロイの進行状況やコミットの履歴なども同時に確認が可能となります。ステージの追加、編集を行いたい場合には「Code Pipelineの詳細」を選択します。
・アプリケーションエンドポイント
エンドポイントのリンクが表示されています。アプリケーションまたはサービスを表示するにはリンクを選択します。
・コミット履歴
リポジトリの最近のコミット履歴が表示されます。最初のコミットはCodeStarによって作成されたものです。コミットやリポジトリに関する全てのコミットや詳細を表示したい場合には
コードがCodeCommitに保存されている ⇒ CodeCommitの詳細
コードがGitHubに保存されている ⇒ GitHubで開く を選択します。
・アプリケーションアクティビティ
プロジェクトのAmazon CloudWatchメトリクスが表示されます。例えば、Code DeployリソースによってデプロイされたAmazon EC2のCPU使用率や、AWS Lambdaを使用すればLambda関数の呼び出しとエラーのメトリクスが表示され、情報は時間単位で表示されます。
・チームwiki
内容をカスタマイズしてチームノートに保存したり、プロジェクトにリンクさせる、サンプルを提供といったことができます。
まとめ
ここまでCodeStarの特徴や使い方についてご紹介してきました。CodeStarはアプリケーションの構築だけでなくプロジェクトを行う上で必要なアプリケーションの管理の面でも非常に役立つサービスです。開発者もより開発へ集中でき簡単に導入することができるため、AWS上でアプリケーションを構築しようと考えている方はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。詳しい使用方法に関しては、公式のユーザーガイドもございますので一度確認することをおすすめします。