Amazon Rekognition Imageとは?

はじめに

Amazon Rekognition Imageは、オブジェクト、シーン、顔の検出や、テキストの抽出、有名人の認識、画像内の不適切なコンテンツの識別ができる、深層学習による画像認識サービスです。また、顔を検索して比較することもできます。Amazon Rekognition Imageは、Amazonのコンピュータ視覚科学者が日々何十億もの画像を分析するPrime Photosのために開発したものと同じ、実証済みで高度にスケーラブルな深層学者テクノロジーを使ったサービスです。このサービスでは認識したものすべてに信頼スコアが返されますので、十分な情報に基づいて結果が使用できます。さらに、検出された顔はすべて、これを完全に囲む四角いフレームで画像の中の顔の位置を示す境界ボックスの座標と共に返されます。

主な特徴

物体とシーンの検出

Amazon Rekognition Imageは車両、ペット、家具など、何千もの物体を認識します。またRekognitionでは、夕焼けやビーチのような画像内のシーンも検出します。これにより、大規模な画像ライブラリを検索、フィルタリング、管理できます。他にも、人とイベント(結婚式、花嫁、赤ちゃん、バースデーケーキ、ギタリスト)、食べ物と飲み物(りんご、サンドイッチ、ワイン、ケーキ、ピザ)、家と庭(ベッド、テーブル、裏庭、シャンデリア、寝室)、スポーツと娯楽(ゴルフ、バスケットボール、ホッケー、テニス、ハイキング)、アートとエンターテインメント(彫刻、絵、ギター、バレエ、モザイク)など。

顔認識

Amazon Rekognition Imageにより、大規模な画像のコレクションの中から似た顔を見つけることができます。画像から検出された顔のインデックスを作成できます。Amazon Rekognition Imageの高速かつ正確な検索により、参照している顔と最も一致している顔が返されます

顔分析

Amazon Rekognition Imageでは、画像内の顔を見つけて、笑っているか、瞳が開いているかどうかなどの顔属性を分析できます。画像を分析すると、Amazon Rekognition Imageは、検出された顔それぞれの位置と長方形のフレームを返します。他には性別、感情、眼鏡、サングラス、口が開いているか、口ひげ、あごひげ、姿勢、質、顔の特徴など。

顔の比較

Amazon Rekognition Imageを使用すると、2つの画像の顔が同一人物である可能性を測定できます。Rekognitionでは、類似性スコアを使用して、ユーザをほぼリアルタイムで参照写真と照合することができます。

危険画像の検出

Amazon Rekognition Imageにより、明示的および暗示的なコンテンツを検出して、すべての画像をアプリケーションの要件に基づいてフィルタリングできます。Rekognitionで信頼スコアとともにラベルの階層リストが提供されるため、許可する画像をきめ細やかに制御できます。

有名人の認識

Amazon Rekognition Imageは、有名人、注目されている人物、またはその分野で著名な人物など、何千もの個人を検出し、認識します。これにより、マーケティングやメディアのニーズに基づいて、有名人のデジタル画像ライブラリの牽引付けおよび検索することができます。

TEXT IN IMAGE

Amazon Rekognition Imageでは、画像中のテキストを容易に見つけることができ、これには道路標識や車両ナンバープレート、Tシャツやマグなどに書かれた文字、字幕やテレビニュースなど画面上の文字など、自然なシーンにあるテキストも含みます。Text in Imageは、画像を分析すると認識したテキストラベルと長方形のフレームを返し、検出した単語や行のそれぞれについての信頼スコアもそれに付属します

API、コンソール、コマンドラインを使用した管理

Amazon Rekognitionには、Amazon Rekognition API、AWS マネジメントコンソールおよび、AWS コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してアクセスできます。コンソール、API、CLIでは、Rekognition APIを使用して、ラベル検出、顔分析、顔照合、顔検索を行えます。AWS LambdaにはRekognition用の設計図が用意されており、Amazon S3やAmazon DynamoD8といったAWS データストアでのイベントに基づいて画像分析を簡単に開始できます。

管理セキュリティ

Amazon Rekognitionは、AWS Identity and Access Managementに統合されています。AWS Identity and Access Managementポリシーを使用すれば、Amazon Rekognition APIへのアクセスを制御し、アカウントへのアクセス権限をリソースレベルで管理できます。

さいごに

今回はAmazon Rekognition Imageのご紹介をさせていただきました。Imageだけではなく、Videoにも対応しています。とても便利なので、ぜひお試ししてみてはいかがでしょうか。

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