CloudEndure Migrationを使ってクラウド移行する

CloudEndure Migrationを使ってクラウド移行してみる

CloudEndure Migrationとは?

CloudEndure Migrationとは、AWSへの自動移行を無料で実行できるサービスです。

CloudEndure Migrationの特徴

CloudEndure Migrationは、高度に自動化されたLift&Shiftソリューションを提供することで、クラウド移行をシンプルで時間がかからないものにし、コストも削減します。また、CloudEndure Migrationを使用することで、互換性、パフォーマンスの中断、カットオーバー期間の長さについて心配することなく、大量のマシンをAWSにすばやくホスト変更できます。マシンがAWSで実行を開始すれば、必要なアーキテクチャ変更がより簡単に行えるようになります。

CloudEndure Migrationのメリット

1.移行が簡単

CloudEndure Migrationは、物理、仮想、クラウドベースのインフラストラクチャからのアプリケーション移行プロセスをシンプル化し、どのAWSリージョンでも互換性の問題なく全面的に機能するようにします。アプリケーションの種類にかかわらず、今すぐ簡単に始められます。お客様は複雑で大規模な移行プロジェクトを迅速に実施でき、リスクも大幅に低下させることができます。

2.コスト削減

CloudEndure Migrationでは、AWSへの自動移行を無料で実行でき、クラウド開発に特化した投資、OS/アプリケーションの専門スキル、大規模なITリソースはいずれも不要なため、運用コストが大幅に削減されます。

3.ダウンタイムの最小化

CloudEndure Migrationでは、ソースマシンが継続的にコピーされますが、スナップショットの作成やデータのディスク書き込みは行われません。つまり、パフォーマンスへの影響は最小限に抑えられ、マシンの再起動も不要です。レプリケーションプロセスの間も、通常のビジネスオペレーションを継続することができます。また、この継続的なレプリケーションのおかげで、無停止でのテスト実施やカットオーバー期間の短縮が可能になります。

CloudEndure MigrationとAWS Server Migration Serviceの比較

AWS Server Migration Serviceとは?

AWS Server Migration Serviceとは、数千のオンプレミスワークロードを従来よりも簡単に、かつ短時間でAWSに移行できるエージェントレスサービスです。

AWS Server Migration Serviceのメリット

・俊敏性

オンプレミスサーバーに施された増分変更のみ移行することにより、ネットワーク帯域幅を最小限に抑えながら移行を迅速に実施します。

・管理と追跡

大規模な移行のために設計された、カスタマイズされたレプリケーションスケジュールを作成および管理し、各移行の進行状況を追跡します。

<違いについて>

エージェントのインストール

CloudEndure Migrationはあり(OSごと)、AWS Server Migration Serviceはなし

同時実行VM数

CloudEndure Migrationは制限なし、AWS Server Migration Serviceは最大50VM

ダウンタイム

CloudEndure Migrationはほぼゼロ、AWS Server Migration Serviceはあり

ネットワーク帯域の制御

CloudEndure Migrationはできる、AWS Server Migration Serviceはできない

AWS Direct Connectの利用

CloudEndure Migrationはできる、AWS Server Migration Serviceはできない

データ転送先

CloudEndure Migrationは移行先のサーバー、AWS Server Migration ServiceはAmazon S3

まとめ

稼働中の本番サーバーにエージェントをいれることができない場合や、稼働中のサーバー台数が多い場合には手軽に移行を行えるAWS Server Migration Serviceの利用がオススメです。ただし移行の切り替え時にはAmazon S3からサーバーのマシンイメージを読み込む時間が必要となるため、ある程度のダウンタイムを許容する必要があります。エージェントをいれることができればCloudEndure Migrationは移行時の台数制限がなく、ネットワーク帯域の負担を制御できるためオススメです。CloudEndure Migrationは移行先のサーバーへデータを転送するため、Amazon S3に転送を行うAWS Server Migration Serviceのほうが費用を抑えての移行が可能です。
そのため、小規模な移行にはAWS Server Migration Service、ミッションクリティカルなシステム移行はCloudEndure Migrationと使い分けられることが多いです。

このように、CloudEndure MigrationとAWS Server Migration Serviceのそれぞれのメリットや目的、自社の移行戦略に合わせて利用することで互いの機能やちがいを理解して、適切に使い分けることが重要となります。

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