【AWS】cloud9でpython学習とpipインストールについて

インフラエンジニアのスキルアップのためにawsを学んでいて、その中でcloud9という開発環境があったのでご紹介いたします。またpythonの学習でpip(Pip Installs PythonまたはPip Installs Packages)というpythonの導入や開発を円滑に進めることができる管理ツールのインストールについてもご紹介します。

*awsのアカウントは取得済みであることが前提です。

目次

cloud9とは
cloud9の環境構築
python学習からpipインストールまで
最後に

cloud9とは

cloud9とはブラウザだけで複数のプログラミング言語による、コードの記述、実行、テスト、デバッグができる都合開発環境(IDE)です。そのためプログラミング言語の学習、アプリケーション開発を利用するためのインストールや設定などの環境を整える作業が手間を省けます。

*対応ブラウザは、Chrome、Safari、Firefox、Microsoft Edgeの最新バージョンでサポートされているので注意です。

cloud9の環境構築

①awsマネジメントコンソールの画面で検索窓に”cloud9″と入力してください。cloud9の画面が表示されるので、オレンジ色の”Create environment”をクリックすると作成ステップに移ります。

②作成ステップ1の名前の環境で、任意の名前を入力し、次のステップをクリックします。オプションの説明は入力しなくて大丈夫です。

③作成ステップ2の環境構成はデフォルトの状態で大丈夫です。もしaws以外で既存のサーバーへアクセスしたい場合は環境タイプをリモートサーバ(SSH接続)での作成と実行を選択してください。

④ステップ3のレビューで設定した環境を確認したら環境の作成をクリックして完成です。使えるまで少し時間がかかります。完了すると画像のようなaws cloud9 IDE のターミナルセッション画面が表示されます。

python学習からpipのインストールまで

①aws cloud9 IDE のターミナルセッションでpython3.6がインストール済みか確認します。メニューバーのWindowのNew Terminalを選択し、python –versionコマンドを実行する。インストールされていれば、画像のように表示されます。もしインストールされていなければ”sudo yum -y install python36″コマンドを入力してください。

*osはデフォルトでAmazon Linuxを選択したので、コマンドもAmazon Linux用です。

②python学習の一環としてpythonファイルを作成しコード入力、実行まで行います。windowsなら右クリック、MacならControlキーを押しながらNewFileを選択します。作成されたファイルの名前を変更して、拡張子を”py”にしてください。(例”test.py”: pythonのファイルであることを表しています。)

③作成したpythonファイルをダブルクリックするとテキストエディタが開き、そこにprint(“Hello World”)と記述します。作成したファイルはメニューバーのFile、Saveで出来ます。(ショットカットでwindowsなら”Ctrl+S”、Macであれば”Command+S”でも保存が可能です。)

④ターミナルへpythonの後に作成したpythonファイルを入力し、ENTERを押すと、ターミナルにテキストエディタで入力した文字が出てくることが確認できます。

⑤次にpipをインストールします。ターミナルに”pypthon -m pip –version”コマンドを入力し、インストール済みであるかどうか確認します。もしインストールされていない場合は”curl -O https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py”コマンドでダウンロードして、”sudo python36 get-pip.py”コマンドでインストールします。

⑥pip経由でboto3をインストールします。”sudo python36 -m pip install boto3″コマンドを入力します。*ちなみにboto3はaws SDK for pythonの別称で、pythonを介してawsを操作するためのライブラリです。使用するには設定が必要です。boto3の他にも便利なライブラリがあります。ライブラリを活用して、一から自分で実装しなくても、簡単に様々なプログラムを使うことができます。

まとめ

インフラの仮想化、クラウド化によって今までサーバー構築や周辺機器の設定など、コードを書く機会がほとんどなかったインフラエンジニアにもプログラミングでコードを書いてインフラを構築したり、一連の作業プロセスを自動化、効率化することができるようになりました。プログラミング学習する際は、学習環境を構築するのが、ネックですが、aws cloud9を活用して、快適に学習ができます。これからのことを考えてプログラミング学習を始めましょう。

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