Azure サーバーってなに?

Azure サーバーの環境って?

「サーバーの環境」と聞いて、みなさんはどんなものをイメージしますか?一般的に「サーバーの環境」と聞くと、サーバー専用の大きな部屋に使用用途に合わせたサーバー専用のコンピュータがそれぞれ用意してあり、コスト(費用)が非常にかかるという印象があるのではないでしょうか。私はそんな印象でした。

そんなイメージをAzure サーバーは覆してきました。Azureが提供しているクラウドサービスの1つに、「VM(Virtual Machine)」というものがあります。VMに仮想サーバー用OSをインストールすることで、仮想サーバーを設置することができます。仮想サーバーですので、用途に合わせたサーバーを1つのサーバーに複数設置することができます。これから仮想サーバーやAzureでサーバーを使用するメリットを紹介致します。

サーバーとは

Azureのサーバーを含めそもそもサーバーとは何でしょうか。
サーバー(Server)とは、サービスを提供している側のコンピュータを指し、インターネットを介してユーザーと繋がっています。例としては、Webページの閲覧やゲーム、SNSやネットショッピングなど、インターネットに関わるサービスが挙げられます。

サーバーとクライアント

ネットワーク上でデータの提供をしているのがサーバー、データを利用している側がクライアントです。日常で利用しているサービスでは、我々はクライアントになります。クライアント側の要求に対し、サーバー側は対応したファイル(HTMLや画像ファイル)を送ってきたり、データの保存を行っています。

仮想サーバー

冒頭で少し出てきましたが、仮想サーバーについてお話をします。
仮想サーバーとは、一台の物理サーバーを仮想上複数のサーバーとしてみなし、稼働させる仕組みのことを言います。本来1つのサーバーで1つのOSをインストールしますが、Azureの提供しているVMを利用すると1台のサーバーに複数のOS(Server)をインストールして稼働させることができます。

仮想サーバーの種類

Azureで使用できるOSをいくつか紹介します。
AzureではWindowsとLinuxの2つのOSから選べます。

1.Windows Server

まず初めにWindows Server、こちらは普段から使っているWindowsに、画面や仕様が似ているので扱いやすいという特徴があります。今までWindows Serverを使用して開発をしていた場合には特に何も意識せずに扱えます。実際にインストールしてみましたが、導入も簡単でした。

2.Ubuntu Server

次にUbuntu Serverです。Ubuntuは聞いたことのある人が多いのではないでしょうか。Ubuntuとは、Debian系のLinuxディストリビューションです。GUIもあるので、Windowsのようなマウス操作をできることが特徴です。Ubuntu ServerはRaspberryPiの開発で少しだけ使用したことがあるのですが、ターミナル(コマンドプロンプト)でのapt-getやsvnコマンドが非常に優秀です。Ubuntu Serverの開発に慣れている方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。

3.Debian

お次はDebian。Debianというのは聞いたことない方も多いかと思いますが、Ubuntuの元のディストリビューションになります。Ubuntuに比べ少し使いづらい面もありますが、デスクトップ表示もできるのでGUI操作に慣れている方はそちらにしてみてはいかがでしょうか。また、Ubuntuと同じようにapt-getやsvnコマンドが非常に便利です。

Azure サーバーのメリット

仮想サーバーをいくつも立てられるAzure サーバーのメリットをいくつか紹介致します。

1.リソースを有効活用できる

会社では、部署や部門ごとに物理サーバーを設置し、利用しているケースがあります。このように物理サーバーをそれぞれ設置していると、各サーバーのメモリやCPUの使用率は低く、リソースに無駄が発生してしまいます。ですが、仮想サーバーは1つの物理サーバーを複数の用途で使用することができるので、物理サーバーのメモリやCPUの使用率は高く、リソースを余すことなく活用できます。

2.即座にサーバーを作れる

システム開発中に検証用などでサーバーが必要になったとき、物理サーバーの場合発注から納品まで数日から数週間のタイムラグが発生してしまいます。その結果、開発に遅れが発生してしまいます。ですが、仮想サーバーの場合即座にサーバーを用意できるので開発に遅れは出にくいです。

3.比較的安価にサーバーを立てられる

通常物理サーバーはハードウェアを用意し、OSをインストールするのですがハードウェアにお金がかかってしまいます。また、LANやLANを仲介するハブなどの費用もかかってきます。一方Asure サーバーでは、ハードウェア費用が一台分で済みます。そしてAzureは従量課金方式を採用しているので、サーバーの落とし忘れがなければ安くすることができます。

まとめ

Azure サーバーについてまとめます。

・サーバーとは?
 ユーザーにサービスを提供してくれる機能のこと

・仮想サーバーとは?
 一台のサーバーで複数のサーバーを立てられる。

・仮想サーバーの種類は?
 仮想サーバーの種類は下記の3つを紹介しました。
 他にもまだまだ沢山あるのでぜひ試してみてください。

NameOS
Windows ServerWindows OS
Ubuntu ServerLinux OS
DebianLinux OS

・Azure サーバーを利用するメリットは?
 1.リソースを有効活用できる
 2.即座にサーバーを作れる
 3.安価にサーバーを立てられる

最後に

Azureに焦点を当てず、サーバーについてメリットなどをまとめてみました。サーバーについて興味が沸いた方は、実際にAzureでサーバーを立てて開発を行ってみてはいかがでしょうか。Azureにはお試し期間があるので、実際に触ってみてください。個人的にはWindows Serverがやりやすかったです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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