Azure無料アカウントの特徴と作成方法について

◎Azureについて

AzureはMicrosoft社によって展開しているクラウドプラットフォームサービスになります。2008年10月に発表され、2010年2月に正式リリースされました。クラウドインフラ市場のシェアとしてAWSに続いて2位であるなど、世界的に見ても有名なクラウドサービスの一つになります。

◯Azureの特徴

Microsoft社から展開されているAzureは以下のような特徴があります。

【強大なネットワーク】

Azureの他に提供されているOffice製品との連携や、SharePointのようなアプリケーションからの移行がスムーズに行う事が出来ます。また、Microsoft社は世界的に強大なネットワークを保有しており、Azureのデータセンターの数は140カ国、55箇所に及びます。そのため、グローバルなサービス展開やVDI環境で効果を発揮する事が出来ます。

【開発環境の構築に最適】

モバイルアプリやECサイトなどのweb系開発だけではなく、AIや機械学習、IoTなど最先端の技術に対応する事が出来ます。また、開発環境を立ち上げるのには時間も手間もかかりやすいですが、Azureには環境が整っているため、迅速に開発する事が出来ます。OSSとの親和性が高いこともAzureのメリットの一つと言えます。

◎Azure無料アカウントとは?

Azureは、個人や小規模の企業にとって、多機能で高額のイメージがあり、少し敷居が高いと感じるのではないでしょうか。しかしAzureには無料サービスがあり、一部の機能制限はありますが12ヶ月間Azureを試す事が出来ます。Azureの無料アカウントでは、以下のような特徴があります。

・ 12ヶ月間無料でAzureを体験できる!
・ 30日間は約20,000円以上のクレジット枠内で任意の機能を使える!
・ 25種類以上のサービスに常にアクセス可能!

この無料アカウントを使って、アプリの開発や情報分析データベースなど、独自に機能を使う事が出来ます。

◯Azure無料アカウントで使える機能

無料アカウントで使う事が出来る機能を、「コピーティング・ストレージ・データベース・ネットワーク・ AI + 機械学習」の順に簡単にご紹介していきます。

◆ コピーティング

・Linux Virtual Machines (750時間)
・Windows Virtual Machines(750時間)

→ LinuxとWindowsのOSの仮想マシンを750時間という制限付きで利用できます。

◆ ストレージ

・Managed Disks (64GB × 2)

→ Azure Virtual Machines向けのディスクストレージを制限付きで利用できます。

・Blob Storage (5GB)

→ あらゆる非構造化データに対応できます。

・File Storage (5GB)

→ シンプルな分散型クロスプラットフォーム ファイルストレージに移行する事が出来ます。

◆ データベース

・SQL Datebase (250GB)

→ インテリジェンスが組み込まれたSQL Datebaseを作成する事が出来ます。

◆ネットワーク

・Bandwidth (15GB)

→ グローバルデータセンターのネットワークを使用して送受信データを転送する事が出来ます。

◆ AI + 機械学習

・Computer Vision (5,000件のトランザクション)

→ 豊富な情報を抽出し、視覚化データを分類して処理する事が出来ます。

・ Personalizer (5,000件のトランザクション)

→ 優れたエクスペリエンスを提供する事が出来ます。

◯Azure無料アカウントで注意する事

Azure無料アカウントはクレジットカードが必要になります。無料アカウントを登録後、約20,000円の無料クレジットカードが付与されますがこの上限を超えて使用した場合、超えた分のサービス利用料が差し引かれるという仕組みになります。また、無料アカウントを30日間以内に使い切ってしまった時点でアカウントのアップグレードが必要になるので、注意が必要です。

◯Azure無料アカウントの作成方法

ではAzure無料アカウントの作成方法を順に追ってご紹介します。

① インターネットで「Azure 無料アカウント」で検索し、Microsoft社のホームページを開きます。ページ上部にある「無料で始める」をクリックします。

② クリック後、Microsoftからアカウントのサインインを求められるので入力、またはアカウントを持っていない人は作成します。

③ アカウント情報のパスワードを求められるので、パスワードを入力します。

④ パスワードがあっていた場合、画像にあるプロフィールの情報を求められるのでミスがないように、入力していきます。

⑤ 画像の通り、「プロフィール → 電話による本人確認 → カードによる本人確認 → アグリーメント」 といった風に順に入力し、同意したらAzureの無料アカウントを作成する事が出来ます。

◎まとめ

MicrosoftのAzureの無料アカウントについてご紹介しました。クラウドプラットフォームサービスを使うことに躊躇していた方にとって、この12ヶ月間無料というのはとてもお得になっています。制限はありますが、数多くの機能を12ヶ月間無料で利用する事が出来るので、是非この機会にAzureを試しに体験されてはいかがでしょうか。

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