Azureに関する主な用語集|Azure用語集

はじめに

新しいものの学習を始めるとき、聞いたこともないような用語やわけの分からない略称が次々と登場し、全然内容が頭に入ってこないという経験はないでしょうか。何を隠そう私がそうです。大半の方は分からない用語や略称が登場するたびに調べたらいいのではと思われるでしょうが、逐一調べていると、庭に放たれた蟻のようにあっち行ったりこっち行ったりと寄り道して、なかなか思うように学習が進まずストレスが溜まってしまいます。もちろんそうやって知識をつけていく方法もあるのでしょうが、できるだけストレスを溜めず学習するためにはどうすればいいのか考えた結果、予習するという結論にいたりました。あらかじめ主な用語を頭に入れておくことで、学習対象についてスムーズに学ぶことができるのではないでしょうか。
そこで今回は、Azureを対象にして用語を解説していきます。

主な用語

それでは早速Azureに関する用語について見ていきましょう。

Azure

一番最初はやはりAzureについてです。Azureの予習のための用語解説記事なのにAzureそのものを解説するなんて本末転倒な気がしますが、そもそもAzureについて解説しなければ分からない用語は登場しようがありません。避けては通れない道です。
では、Azureとはなにかですが、Azureとは、Microsoft社が提供するクラウドプラットフォームです。クラウドプラットフォームとは、アプリケーションの実行やデータの保存などができる基盤をWeb上で展開しているものです。具体例を挙げるとGoogle Driveや有名なiCloudなどがそれにあたります。つまり、様々な機能が使えて、その情報をWeb上(Microsoft社が提供するデータセンター)に保管できるのがAzureです。Azureはクラウドのサービス形態のうち、IaasとPaasを提供しています。

Iaas

Iaasとは、クラウドのサービス形態の一種で、Infrastructure as Serviceの略です。一般的に、頭文字をとってイァースと呼びます。システムの稼働に必要な仮想サーバなどの機材やネットワークなどのインフラをWeb上のサービスとして提供します。特徴として、サーバを利用する際のハードウェアのスペックやOSなどを利用者が自由にカスタマイズして利用することができます。

Paas

Iaasと同じくクラウドのサービス形態の一種です。Platform as a Serviceの略で、頭文字をとった読み方はパースになります。PaasはIaasと違い、システムの稼働に必要なハードウェア、プラットフォームやOSなどの一式をサービスとして提供するサービス形態です。主に企業などのユーザーがPaasを利用します。

リージョン

リージョンとは、クラウドサービス(Azure)が利用するデータセンターが設置されている独立したエリアのことをいいます。Microsoft社はAzureのデータセンターを世界各地に55か所、国にして144か国持っています。学習を進めるうえで「Azureの魅力はリージョン間のネットワーク疎通が~」という風な文言が出てきたら、Azureのデータセンターが設置されているエリアのことなのだと思ってください。

サブスクリプション

サブスクリプションは支払方法や契約方法、Azureのサポートプランなどに関する情報を持っており、Azureの利用料金の支払いなどで他と区別するのに使用されます。例として大きな会社だと大抵複数のサブスクリプションを持っており、課金が必要な操作を実行する場合に、どのサブスクリプションで支払うかを選べます。これによって、引き落とされる講座が分かり、同時に金額の確認、領収書、割引などを区別し管理することができます。

リソースグループ

Azureの環境に構築した仮想マシンや仮想ネットワークなどの各サービスのことをリソースといい、リソースのグループのことをそのままリソースグループといいます。注意点として、リソースを作成する際は必ずリソースグループに所属させなければなりません。また、リソースグループを削除してしまうと、グループに所属しているリソースもすべて削除されてしまいます。ですので、リソースグループを作成するときは構築するシステムの部位ごとに作成します。

NSG(Network Security Group)

NSGとは、簡単に言うとAzureでの仮想ファイアウォールのことを指します。クラウド上の仮想マシンは世界中のあらゆる場所からアクセス可能になってしまうため、NSGは必要不可欠な存在といえるでしょう。

ストレージアカウント

ストレージアカウントとは、Azureにあるストレージを使用するためのストレージリソースのことです。ストレージアカウントには複数の種類がありますが、ここでの説明は割愛します。

おわりに

Azureの学習でよく使われそうな用語を簡単に解説してみました。しかし、残念ながらこの記事に載せられなかった用語もたくさんあるので、冒頭で話したような状態に陥るかもしれません。そうならないためにも、この記事では解説しきれなかった用語に関して予習しておくことが大事です。

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