Javaのフリーランスエンジニアは在宅勤務が可能なのか?

はじめに

アイキャッチ

フリーランスエンジニアといえば「在宅で自由に仕事をする」イメージがありますが、実際は扱う言語や案件、クライアントとの関係により在宅勤務が認められない場合があります。

今回はJavaフリーランスエンジニアにフォーカスして、Javaフリーランスエンジニアは在宅勤務が可能なのか、とあわせて在宅勤務のメリット・デメリットについて解説していきます。

在宅勤務のメリット・デメリット

在宅勤務はメリットも多いですが、もちろんデメリットもあります。

メリットが多く働きやすいからと、安直に在宅案件を目指すのはあまりお勧めできません。デメリットまで理解した上で働き方を選択しましょう。

メリット

自分のペースで働ける

場所や時間に縛られず、自分のペースで仕事ができることは大きなメリットです。食事や休憩の取り方、仕事を朝にするか夜にするかなど自由に決められるので効率的に時間を使えます。

通勤に伴うコストを削減できる

通常の勤務形態の場合は、勤務先まで通勤しなくてはならないので通勤費や移動時間がかかり、また身支度+αの時間や体力・気力なども必要です。

在宅勤務の場合は、通勤する必要がなくなり身支度と仕事の準備だけですぐに仕事を始められるので、通勤に伴うコストを大幅に削減できます。そのことで、時間や気持ちに余裕ができるのも在宅勤務の強みです。

自分のやりやすい環境で仕事ができる

自宅や近くのコワーキングスペース、ネットカフェなど好きな場所で仕事ができ、開発環境も自分好みにカスタマイズしても問題ありません。自分らしく快適に仕事ができるのは大きな強みでしょう。

デメリット

すぐに相談できる人がいない

仕事をしていて、疑問や相談したいことが出てくることもあるでしょう。通常のオフィス勤務であれば、上司や同僚など近くの人にすぐ質問したり、相談に乗ってもらうことができます。

ですが、在宅勤務だとすぐに質問できない、もしくは答えが返ってこないこともありますし、場合によっては自力で解決しなくてはいけないこともあります。そうして、調べる時間や手間が発生すると本来の仕事に割く時間が減り思うように進まない、なんて事態もあり得ます。

メリハリがつけにくい

在宅勤務は自分の好きな場所で都合の良い時間に働けますが、そうすることで仕事とプライベートの境界線が曖昧になりメリハリがつけにくいと言うデメリットもあります。

在宅勤務は自分がどのように仕事しているか周りには分かりません。極端に言えばパジャマのまま、寝癖のまま、ベッドやソファーで寝転がって仕事をしていても、食事やお菓子を食べながら、テレビを観ながら長時間仕事していても分からないでしょう。

もちろん快適に働けるのは良いことですが、時間を気にしなさすぎたり、仕事とプライベートを分けないことは良くありません。外に出ても問題ないくらいに身嗜みは整える、自宅に仕事用のスペースを作るorコワーキングスペースやネットカフェで仕事する、食事や休憩を取る時は仕事を忘れる、ながら仕事はしないなど、ある程度仕事とプライベートを分け、自制することが大切です。

選択肢が狭まる

在宅では対応が難しく、出勤が必要な案件は多くあります。在宅勤務にこだわるとこういった案件には参画できず選択肢が狭まってしまいます。

Javaフリーランスエンジニアは在宅勤務が可能なのか?

可能だが、ハードルは高い

フリーランスといえば在宅で自由に働ける、というイメージが強く、在宅で働ける案件を希望する人は多い傾向にあります。

ですが、実のところJavaかつ在宅勤務可の案件は全体に対し少ない状態です。在宅勤務可の案件でも、一部業務のみしか認められていなかったり、複数年の開発経験などの条件付きの案件が多いためフルでの在宅勤務はハードルが高い傾向にあります。

在宅勤務可の案件はなぜ少ないのか

なぜ在宅勤務可の案件が少ないのかというと、Javaでの開発案件には、作りながら仕様を固めるアジャイル型の開発プロセスを採用している現場が多く、明確にこれという成果物をオーダーすることが難しいためです。

また、細かな修正や変更の多く、プロジェクトマネージャーやデザイナー、エンジニア間の連携が不可欠なアジャイル型での開発案件には、コミュニケーションがとりにくく、成果の見えづらい在宅勤務は向かない、という事情もあります。

在宅勤務を希望するなら

自社開発系の案件を狙う

自社開発系の案件であれば、在宅勤務が認められやすいでしょう。客先常駐型の案件だと、セキュリティや契約の都合上在宅勤務は難しく認められないことが多いですが、自社開発では比較的融通がききます。中でもWebアプリ開発の場合は認められやすい傾向にあります。

また、案件が中〜大規模で多数のメンバーが関わっている場合や、業務系システム開発の場合はプロジェクト管理やセキュリティの観点から在宅勤務が認められないことの方が多いので、案件を探す場合は注意しましょう。

小規模案件を狙う

細かい修正や変更のみのものや、スマートフォン向けアプリ開発のような小規模案件であれば在宅勤務ができる案件もあります。ですが、こういった案件は報酬が低いものが多いので慎重に探しましょう。

スタートアップ系・ベンチャー系の案件を狙う

急成長中のスタートアップ企業やベンチャー企業では、社内で捌き切れなくなった仕事を外注するケースが多く見られます。特に物理的な問題や、企業体制、コストの観点から社内に人員を確保できない事情がある場合、在宅エンジニアにも依頼をすることがあります。

設立から1年未満、または3年目までの企業がお勧めです。

常駐案件からシフトする

初めて取引をするクライアントの場合、最初から在宅勤務が認められる可能性はかなり低いです。

そのため、まず常駐案件を受け、クライアントにスキルや働きぶり・人間性を見てもらい信頼関係を築いた上で、在宅勤務ができないか交渉するという方法があります。実際のところ、柔軟に対応してもらえることもあるので、やや遠回りにはなりますがお勧めです。

おわりに

以上、在宅勤務のメリット・デメリット、Javaエンジニアは在宅勤務が可能なのかどうかについて解説してきました。Java開発の特性上、在宅勤務はややハードルが高いですが、特定の案件を狙うこと、クライアントとの信頼関係を築き常駐案件からシフトすることで実現できます。

ぜひこの機会にチャレンジしてみてください!

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