以前に
ホーソン工場で
従業員の業務効率
ついて実験が行われました。
「照明実験」
工場の照明を明るくしたり
暗くしたりしましたが
業務の効率に
影響は出ませんでした。
「賃金・休憩時間(食事時間)・工場内の温度・湿度」
などの環境条件を変えましたが
業務の効率に
変化はありませんでした。
実験結果と従業員たちのアンケート調査から、
「人は自らが注目されていると感じると生産性を高める」
という結果が導き出されました。
自分の仕事が注目されている、
自分の仕事はとても意味がありユニークである、
自分は気にかけてもらっている、
ということが生産性に大きな影響を与える。
というのです。
従業員を管理・育成する役割を担うマネージャーには、
従業員の人間関係や感情問題にも
適切に対処できる能力が要請されるようになってきているようです。
これは
私の経験則から言っても
とても納得ができます。
また、近年では、
業務環境改善として
従業員のコミュニケーションスペースを設ける、
従業員同士のサークル活動を助成するなど、
従業員の良好な関係形成を促進する
施策を取り入れる企業も増えてきていますが、
業務の効率を高める
という意味でも
重要なのですね。