AIを使うことでエンジニアの生産性はかなり上がりそうですね。
ロボットがバーチャル空間で学習をして学習効率を高める話は聞いていたが、実際に実現しているようです。
ホリエモンと中島聡が語る未来展望:AIの進化、エネルギー革命、そして日米関係の行方
はじめに
堀江貴文氏と元マイクロソフト技術責任者の中島聡氏による対談から、テクノロジーの未来と日本の課題について深い洞察が得られました。本記事では、両氏の対談内容を整理し、重要なポイントをお伝えします。
対談概要まとめ
1. 生成系AIの特徴と人間の「ハルシネーション」
- 生成系AI(例:ChatGPT)がときどき「ハルシネーション」と呼ばれる不正確な回答をする話題。
- 中島さん・堀江さんともに「人間もハルシネーション(幻覚や思い込み)をする」と指摘。
- 寝不足や過度な疲労時に、人間のロジックが破綻する経験談を共有。
- AIのハルシネーション問題は、「適切な指示(プロンプト)を与えれば正確度が高まる」という方向で解消が期待される。
2. AIと人間の知能の類似性
- GPTの仕組みは「次に来る単語を予測するもの」と説明されがちだが、人間の会話も次の言葉を連鎖的につなげている面がある。
- そのため、大規模モデルが人間並み、あるいはそれ以上に汎用的な知能に到達する可能性について議論している。
3. ロボットや運動神経へのAI応用
- 千葉工業大学などが研究する運動神経のいいロボットの動画が話題。
- ニューラルネットを活用した運動制御は、既存のアルゴリズムで対応が難しかった領域を切り開いている。
- AIは今後、人間の運動機能的な部分もまかなうようになり、あらゆる分野で革命が起こる可能性がある。
4. AIが進化した世界と人間の役割
- 人間の仕事がAIに代替されるとどうなるのかという話題。
- 例として、スポーツや演劇、音楽などは「役に立たないけれど人間がやるからこその価値」があるとされる。
- 生成系AIで映像や音楽を自動生成できる時代になっても、「実際の人間」が行うパフォーマンスは別の付加価値を持つだろうという見方。
5. プログラミングとAI
- 堀江さん・中島さんともにプログラマー出身で、コード書きの最初の部分をAIに任せられる利点を強調。
- ライブラリの使い方や初期設定などを調べる手間が激減し、生産性が飛躍的に向上している。
- 今後はさらにAIがコードを生成・改良しやすいアプリケーションが増え、ビジネスモデルにも影響が及ぶ。
6. 電力問題とエネルギー革命
- 生成AIの膨大な計算量が電力消費を増大させる懸念がある。
- アメリカの大企業(Google・Amazonなど)のデータセンターが電力不足に直面する可能性。
- 原子力発電、特に小型モジュール炉や洋上原発、核融合などへの期待が語られるが、実用化のスケジュールやコストが問題になる。
- 太陽光パネルのコストが下がっており、一部地域では原発よりも優位という見方もある。
- しかし日本では地理・自然条件が不利で、核融合の実用化に期待する声もある。
7. 子どもとAI教育
- ChatGPTなどの生成系AIを子どもに活用すると「爆発的に知能が伸びるのでは」という期待。
- 一方で幼児教育ではまだ言葉の認識が不十分な場面もあるため、専用の調整が必要。
- 将来的にキャラクター人形とAIを組み合わせた学習ツールなどが普及する可能性も示唆。
8. 総括
- AIや核融合など未来を左右する技術をめぐり、「技術的に可能か」「いつ実現するか」だけでなく、ビジネスモデルの成立性や政治・規制との兼ね合いが重要になる。
– 堀江さんと中島さんは、エネルギーやAI技術の進歩による産業革命や社会構造の変化を楽観的に捉えつつも、その過渡期における法規制や投資の方向性が鍵になると指摘している。
参考情報
- AIの発達による未来予測と起きうる「消費電力問題」を考える!伝説の日本人エンジニア中島聡さんと対談(後編) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=N1G_8Ro6rjc