IT業界へ転身!右も左もわからない。そんな時はOracle認定JavaSilverSE8資格取得を目指そう

はじめに

本記事を読み進めていただく前に、少し自己紹介をさせていただきます。

某IT会社に勤める、IT業界に参画し8ヶ月ほどの若僧

習得言語:JavaScript(Vue.js・Nuxt.js)Java

何か自分で物を創り市場価値を生み出したいという野望があり、公務員を辞めてIT業界へ参画

そもそもOracle認定資格とは?

Javaの開発元であるオラクル社が運営する資格試験で、資格には難易度ごとにBronze、Silver、Goldの3種類があります。試験問題には、Javaのプログラミングに関する問題(コードを読んでコンソールログになにが出力されるか)が問われます。簡単にいうと、企業など世間的に評価される資格ということですね。
以下で難易度ごとに簡単に説明していきます。

Bronze試験

Oracle認定java試験のうち最も難易度の低い試験です。
そもそもプログラミング言語ってなに?と感じている方や、これから Javaを初めて学ぶ方々に良いと思われます。内容としては、Java言語の基本文法とオブジェクト指向の基本的な考え方を理解しているかどうかが問われる試験です。

Silver試験

Oracle認定java試験のうち中難度の試験です。
資格に受かると上級者の指導のもとで実際にコードを書いたりできるレベル感と捉えていただければいいかと思います。内容としてはJavaの基本文法、オブジェクト指向プログラミング(クラス、インターフェース、例外処理)を理解しているかが問われます。
さらに、ちょっと難易度が高いラムダ式という記述法DateandTimeAPIの基礎など、プログラミングをするために必要な知識を細かく聞いてくるところもあります。こちらの資格はBronzeを取得していなくとも受けることが可能ですので、いきなりSilverを受けてみるのも良いかと思われます。また、Bronzeは国内資格ですが、SilverとGoldは国際的な資格であるためオススメです。

Gold試験

Oracle認定java試験のうち最も難しい試験です。
Goldは設計者の意図を正しく理解し、仕様を自力でプログラムに落とし込み機能を実装できるレベル感で、実務経験3〜4年以上のプログラマー向けとも言われております。
内容としてはコレクションAPI、ファイルl/O、並行処理、JDBCなどのコアライブラリの使用といった関数スタイルのプログラムを学びます。こちらはJavaSilverSE8を取得しないと挑戦できない資格です

なぜSilverをオススメするのか

それは、初心者でも取得できるし、取得できた時にある程度コードが読めるようになっているため、現場に出ても多少のことなら困らないからです。
私は、プログラマーになる前は国家公務員の税務職員として働いておりました。私情によりIT業界に転身した時に、なにから勉強を始めればよいのか全く分かりませんでした。そんなときに会社の上司に紹介されたのが、このJavaSilverSE8の資格です。はじめは何もわかりませんでしたが、とにかくがむしゃらに勉強し、無事に合格することができました。

今となってはかなり現場でも資格で身についた知識を使いますし取得した甲斐があったと思うことが多いです。プログラミング言語と一口に言っても、目的によって使用する言語は変わってきますし、多くの種類がありますが、Javaはネットワークやセキュリティ面でも強くどのようなプラットフォームでも動作するため、非常に汎用性が高い言語です。簡単にいうと、サーバーのプログラムやWebサイトやアプリケーションなどいろいろな開発に使用できるということですね。

また、他の言語と比べると仕事の件数も多いため、最初は仕事を取りづらい未経験者プログラマーにはうってつけの言語です。IT業界に転職したものの仕事がもらえず面白くない…なんてことも防げるのではないのでしょうか。
私自身、最初にいただいた仕事はJavaScriptという言語を使用する現場でしたが、Javaの基本文法がわかっていたので抵抗なくJavascriptを読めました。体験談ですが、個人的にJavaSilverSE8を取得できたレベルであれば、他の言語にもとっつきやすく感じます。ですので、未経験でIT業界に入ったもののどの言語から勉強して良いかわからない方は、まずJavaSilverの取得を目指してみるのはいかがでしょうか?

早速JavaSilverSE8を取得したくなった方へ

実際に合格に至るまで使用した教材

  • オラクル認定資格教科書JavaプログラマSilverSE8(通称:紫本)
  • オラクル認定資格教科書JavaプログラマSilverSE8スピードスター問題集(通称:白本)
  • 徹底攻略JavaSE8Silver問題集「1ZOー808」対応徹底攻略シリーズ(通称:黒本)

上記3冊は、世間では紫本、白本、黒本と言われています。
各本を簡単に説明しましょう

紫本

使用期間:最初から最後まで

内容:テキスト8章+問題演習(8章分+模擬問題1題 問題数合計195問)

こちらの本は、紫白黒のなかで一番Javaの基本が書かれている本です。基本なので勉強していて物足りないと感じる方もいるかと思いますが、逆に紫本を疎かにしてしまうと後々わからない点が増えてきます。何事も基本が大事なので重要な一冊です。

白本

使用期間:1週間程度

内容:問題演習(8章+模擬問題1題 問題数合計308問)

こちらの本は、紫と黒の間くらいのレベルの問題集が書かれています。
黒本まで問題のレベルは難しくないですが、紫本で学んだ知識を試せるような問題が多数あり、腕試しをしてみようと思った時に良さそうです。個人的には、確かな問題を解くことによってインプットとアウトプットができるのでおすすめですが、黒本に入る前に、1通りこの本を解くくらいの気持ちで良いかと思います。
実際の試験では黒本に近い問題が出るので、白本に慣れてしまうと本番が難しく感じてしまうかもしれません。ですので個人的には隅から隅まで読み込む必要はないように感じました。

黒本

使用期間:1ヶ月

内容:問題演習(9章+模擬問題2題 問題数合計324問)

こちらは3冊の中で最も難しい内容となっており、出題される問題のレベルも本試験に一番近いです。このことは実際に他の受験者からも耳にします。この黒本を8割以上理解して解ければ本試験に合格にはかなり近づきます。本試験と同じ問題数で模擬問題が2回分用意されているのも良い点です。

JavaSilverSE8合格までの道のり

ここからは私が実際に合格まで行った勉強方法や感じたことを書いていきます。プログラミング言語を全く知らなかった私ですが、まずJavaSilverを取得するにあたって使用したのは紫本です。
紫本では基本的な文法や変数の宣言など、プログラムするには必須な知識を学習しました。紫本を一周した後に白本の問題を解いて、間違ったところは白本の解説をよく読む、そして解説を読んでもわからなければ紫本に立ち返る、ということを繰り返し、白本が一周終わったところで黒本に挑みましたが、3割程度しか正解できませんでした。おそらく、まだこの時点では脳内では問題の暗記をしていただけで、理解ができていたわけでは無かったのです。
ここで紫本の重要さに気付き、もう一度読み直すことにしたのですが、黒本を解いた後なので文法等が簡単に感じ、頭に入ってきやすかったです。この後で黒本の問題を再度解いてみると、今度は6割程度正解することができました。しかし合格ラインは65%なので、このままでは不合格となってしまいます。

そこからはひたすら黒本を解いて、わからない部分は解説を読み、黒本の解説でわからなければ紫本に立ち返る、という手段を2週間ほど繰り返しました。すると、JavaSilverSE8試験を受ける前日には黒本でも9割正解できていたのです。時は流れ、本試験では82%で無事合格できました。

感想としては、本試験はほぼ黒本のような問題が出ると思っていただいて結構です。ただ、このような情報が出回っているせいか、黒本をただ暗記して合格している方々も見受けられますが、私はあまりオススメしません。資格が取得できれば良いと思っているのであれば強制はしませんが…
資格をとるのは世間に評価されるためではなく、あくまでも自分の実力を高めるためだと私は感じておりますので、せっかく時間をかけてとるのであれば、暗記で取得するのではなくJavaという言語を理解して取得することの方が良いと思います。必ず現場で知識を使う時がきます。資格を取得できると認定証ももらえたりするので、自分のモチベーションも高まることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
私は現在、いただいている仕事ではJavaを使ってAPIを開発しております。資格を取得したことによりコードがスラスラ読めるので、コードの記述には困らないです。
まだIT業界に入ったばかりでなにを勉強して良いかわからない方、とにかくJavaプログラムを書けるようになりたい方、私がそういう人間でしたので、本記事では同じように思っている方へまず取得するのにオススメな資格について参考になればと思い、そしてより確かな情報をお届けできる様にと体験談も交えて紹介いたしました。
これからJavaSilverSE8を受けられる方々を応援しております。そしてSilverSE8が簡単に合格できたならGoldも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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