IT関係者ならとっておいて損はない!「ITパスポートとは?」

はじめに

まずは、この記事に目を通していただきありがとうございます。
皆さん、IT社会である昨今、人気の高まってきている「ITパスポート」という資格はご存じでしょうか?この記事を開いたということは、少なからずその「ITパスポート」について関心をお持ちの方が多いかと思われます。
そこで、このページでは、そんな最近人気の資格「ITパスポート」についての概要を簡単に説明し、その資格を取得するためのおすすめの勉強法やWebサイトを紹介していきます。

そもそも「ITパスポート」とは?

それでは早速、まずは「はじめに」で言ったようにITパスポートという資格について簡単にご説明させていただきます。

正式名称ITパスポート試験(通称iパス)とは、簡単に言うと、IT関係の資格の中でも最も難易度の低い基礎中の基礎である国家資格です。
しかし、「最も難易度の低い資格」といっても例年の合格率は平均で50%前後となっており、2人に1人は不合格となってしまいます。あくまでも国家資格なので一切勉強をせずに合格することは難しいでしょう。

じゃあ「IT」パスポートというくらいだからやっぱり色んなプログラミング言語とか難しいことを覚えなきゃいけないんじゃないの?と思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。この資格はIT業界に従事する方だけでなく、一般職の方でも学生でも誰でも受験できる資格となっています。プログラミング言語など、専門的な知識は必要ありません。…それでは結局、ITパスポートでは一体どのような問題が出題されるのでしょう?
次の項ではそのITパスポートの出題範囲についてご説明していきます。

ITパスポートの出題範囲

ITパスポートの出題範囲については、大きく分けて「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3つに分かれています。おそらく、この文字をパッと見てもよく分からない方が多いでしょう。そこで、下記では各範囲の簡単な説明をしていきます。

テクノロジ系
現代で利用されているコンピュータなどのハードウェア、その内部であるソフトウェアの働き、また、基数変換やネットワークのつくりや用語、そのセキュリティについて出題される範囲
マネジメント系
システムの開発やプロジェクトを進行していくうえでの流れや用語、開発の際の作業量の計算などが出題される範囲
ストラテジ系
企業活動を行ううえでの様々な戦略やサービス向上のための分析方法、知的財産権等の各権利、現代の生活やビジネスで利用されているシステムの特徴などが出題される範囲

いかがですか?ITパスポートは上記のように、基本的に用語とその意味の暗記や、義務教育終了程度の計算問題を勉強しておけば合格できるようになっています。
IT技術も毎年毎年進歩していくため、なかでも、ここ数年の間だとIoTや人工知能についての問題が多く出題されています。ですので、その範囲については重点的に勉強しておくのがよいでしょう。
では、その勉強といっても主にどのような勉強法を行えばよいのでしょうか。次の項では、その勉強法についてご紹介していきます。

ITパスポートを取得するための勉強法とそのサイト

さて、ここまでの内容でITパスポートの概要については粗方お分かりいただけたかと思います。ここで、いざ受験してみよう!となったとしても、一体どのように勉強をしていけばよいのでしょうか?
まず、ITパスポートの勉強を始める前に必ずやっておくことがひとつだけあります。
それは、あらかじめ試験日の予約をとっておくことです。ITパスポートに限らず、どの試験勉強をする際にもモチベーションの維持が最重要になってきます。そこで、先に試験日を決めてしまえばもうその日へ向けて勉強をするしかありません。自分の逃げ道を先に潰しておきましょう。
最悪、勉強が間に合わない…この状態のままでは不合格になってしまう…と分かっていれば、1年間の間、試験3日前までの申し込みで試験日の変更ができるようになっています。
ですので、まずは勉強を始める前に試験日を決めてしまいましょう。

それでは早速、ITパスポートの勉強法についてのお話です。
単刀直入に言うと、この試験の勉強法で要なのは「インプット」と「アウトプット」です。
アウトプット(問題を解く)をしないで、インプット(参考書等で知識を得る)だけで済ませてしまうと人間の脳はすぐにその内容を忘れてしまいます。大事なのは、その忘れてしまう内容をちゃんと思い出そうとすることです。このインプットとアウトプットを繰り返し行うことで、今まで短期でしか記憶できていなかった内容が長期的に記憶できるようになっていきます。
つまり、やることとしては、

  1. ITパスポートについての参考書を一冊買い、1~2回流し読みする。(ITパスポートは試験範囲がとても広いので、ここでは読み込まず、流し読みする程度で大丈夫です。)
  2. 過去問題を解き、ここで分らなかった問題や間違った問題は解説を見たり、参考書を読み返して理解をする。出題の傾向もここで覚えるようにする。(ここで正解している問題でも、別の選択肢の解説も読み、理解することで、過去問題を覚えてしまい試験当日に問題が分からないということになるのを防ぐ)

この①と②を繰り返すことで、自然にインプットとアウトプットの反復ができ、いざ試験で見たことのない問題が出てきたりしても落ち着いて問題を解くことができるようになるでしょう。

そして、その勉強を行ううえで、役に立つ、便利なWebサイトをご紹介します。

ITパスポート試験ドットコム「過去問道場」
おそらくITパスポートを受験するうえで一番お世話になる方がいるであろう便利サイトです。その名の通り2009年からのITパスポートの過去問を掲載しており、自分の好きな範囲や年代の過去問を選択し、問題を解くことができる。解説もついており、簡単にアカウント登録することによって、自分の苦手な問題などにチェックをつけそれを見返すこともできるようになっています。
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
様々なIT用語をとても簡単にかみ砕いてかみ砕いて説明してくれるサイトです。ややこしい言葉でも例え話などを用い、どんなにIT用語が苦手な方でも分かりやすくしてくれています。ITパスポートの過去問題の解説もあり、その解説で分からない用語があってもリンクが貼ってあり、すぐその用語の解説にとべるようになっていて親切なつくりになっています。
IT業界未経験である筆者は、このサイトにたくさん助けられました。

最後に

いかがでしたでしょうか。導入にもお話ししたように、ITパスポートは誰でも取得することのできるITの基礎中の基礎を学ぶことができる国家資格です。この資格を取得後、次のステップへ、と基本情報技術者試験を受験される方も多くいます。最近では取得を推奨する企業も増えており、この資格はITに関する知識の登竜門ともいえるでしょう。
実際に筆者もこの試験を受けてみて、幅広い知識を得られたのと同時に、今後の勉強のためのモチベーションも向上しました。IT社会である現代では、今後、このような知識を求められることも少なくないでしょう。この機会に皆さんもITパスポートを取得してみてはいかがでしょうか。少しでもこの記事が、そんな皆様のお力になれれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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