IT業界に従事するなら取得しよう!基本情報技術者試験!

はじめに

まずは、このWebページにお越しいただきありがとうございます。
皆さん、IT社会である昨今、システムエンジニアの登竜門であると言われている資格、「基本情報技術者試験」をご存じでしょうか?この記事を開いたということは、少なからずその資格について関心をお持ちの方や、これからIT業界を志す方で取得を考えている方もいらっしゃるかと思われます。そこで、このページでは、そんな登竜門とも言われる「基本情報技術者試験」についての概要を簡単に説明し、その勉強法と対策もご紹介していきます。

基本情報技術者試験とは?

それでは早速、まずは「はじめに」で言ったように基本情報技術者試験という資格についてご説明させていただきます。

この資格は、経済産業省が情報処理技術者としての知識や技能を一定以上の水準であることを認定する国家試験です。おそらく、この基本情報技術者試験を調べた際に、一緒にITパスポートという資格も出てくることがあったと思いますが、この資格は、ITパスポートを受験して合格した方が次はこれ!と、この基本情報技術者試験を受ける方が多くいらっしゃいます。そして、ITパスポートが合格したからといってこの試験は簡単に受かるわけではなく、試験の難易度としてはITパスポートよりは高く、合格率は例年25%~30%前後と比較的低くなっております。
じゃあITパスポートとの違いは?問題の形式や内容も違うの?と思われるかもしれません。そこで、次の項では基本情報技術者試験の試験内容、形式、時間等についてご紹介していきます。

基本情報技術者試験の試験概要

試験実施日と実施時間

ITパスポートでは試験の実施日や時間は会場により異なっていました。ですが、基本情報技術者試験の試験日は年に2回(春期:4月の第三日曜日と秋期:10月の第三日曜日)となっており、時間も午前9:30~12:00の午前の部と午後13:00~15:30の午後の部両方があり、ITパスポートに比べ長時間の試験となっています。

試験の形式と問題数

試験形式は午前と午後も四肢択一式(マークシート形式)で、午前問題は小問を80問、午後は長問11問中5問解答となっています。(令和2年度春期までは13問出題7問解答)

試験出題範囲

午前試験
午前試験はITパスポートの出題範囲に似て、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野で構成されており、それぞれの出題数はテクノロジ系50問程度、マネジメント系10問程度、ストラテジ系20問程度となっております。しかし、ITパスポートと出題範囲が似ていると言っても、難易度は高くなっているので、ITパスポートの内容を更に深堀りしたような問題が多く出題されます。

午後試験
午後試験は、午前試験の内容を更に細分化した内容で問題が出題されます。
問1の情報セキュリティについての問題、問6のデータ及びアルゴリズムの問題は必須問題で、それ以外は選択問題となっております。
また、ITパスポートにはなかった技術的な問題(C、Python、Java、アセンブラ言語、表計算ソフト)もここで出題されます。

基本情報技術者試験は、合格するためにこの午前と午後の両方でそれぞれ60%以上得点する必要があります。ですので、午前の試験が不合格だった場合、午後の試験は受験することができなくなっておりますのでご注意ください。

試験の申し込み方法や受験料

基本情報技術者試験の申し込みは、インターネットや郵便局で申し込みすることができます。インターネット申し込みの場合、受験料はクレジット決済やコンビニ決済、ペイジー決済などで支払いすることができ、郵便局の場合は受験願書付きの案内書に必要事項を記入し、受験料と一緒に郵便局に提出します。
この試験の受験料は、国家試験の中でも低く、5700円となっています。

試験対策と勉強法

さて、ここまでの内容で基本情報技術者試験の概要については粗方お分かりいただけたかと思います。ここで、いざ受験してみよう!となったとしても、一体どのように勉強をしていけばよいのでしょうか?
この項では、その、基本情報技術者試験に合格するための勉強法と対策を説明していきます。

まず、午前試験の対策と勉強法です。
午前試験は、前述したようにITパスポートに似た範囲が多いため、参考書や過去問等でとにかくインプットとアウトプットを繰り返し用語の暗記や出題の傾向を掴み、効率的に勉強していきましょう。中でも最近の出題の傾向としては、確率や統計などの計算問題と、セキュリティについての問題が多くなっているため、その範囲を重点的に勉強していくのがいいでしょう。

午後試験は午前試験の内容の応用になっており、なお且つ長問形式になるので問題への慣れと読解力が必要になってきます。この対策としては、とにかく過去問題を解いて慣れることが鍵なので、午前試験対策の参考書とは別に午後試験の過去問題集と解説の書籍を購入し勉強したり、試験センターの公式ホームページに掲載されている問題を参考にしていきましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。導入にもお話ししたようにこの基本情報技術者試験という試験は、システムエンジニアの登竜門、もとい、IT業界に従事する方への登竜門と言えるでしょう。実際に筆者も以前ITパスポートに合格をし、現在この資格取得へ向けて勉強をしております。少なくとも、この試験の勉強をし始めてからは更に新しい知識を習得したいというモチベーションにも繋がりました。もちろん、この資格は、IT業界に関係する職に就いている方でなくても受験することができるため、年々発展するこのIT社会に柔軟に対応していけるよう知識の幅を広げてみるのもいいかもしれませんね。このページが、そんな皆さんのお力に少しでもなれれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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