IT業界今後の未来

IT業界の未来

ブロックチェーン技術、VR（仮想現実）・AR（拡張現実）AI（人工知能）、IoT等日々のニュースではIT関連の用語が日常的に飛び交っており、次々と新しい動向が注目されています。

移り変わりが激しく、先行きが読みにくいIT業界ですが、今後はどうなるのでしょうか。

じっくりみていきましょう。

変化の速いIT業界

IT業界は常に目まぐるしく変化しています。

今最先端の技術は、明日役に立たなくなる可能性があります。

IT業界全般的に言えることですが、どんなにキャリアを積み一つの技術を極めたとしても、あっというまに知識や技術は古く、役に立たなくなっていくのです。

キャリアを地道に積めば安定して続けることが可能とは言えず、継続は難しいです。

他の業界であれば、長年の経験があるというだけでも価値が認められますし、活躍できる場面も多くなると思われますが、IT業界では今役立つかがすべてですので、認められるには経験を基礎として新しい技術や概念を習得していかなければなりません。

これまでの経験が一切役に立たず、まったく未知の技術や言語を使いこなさねばならない場合も考えられます。

このことからわかるように、既存の知識や技術をより深めるよりも、常に最新のものを吸収力が必要とされる業界でもあります。

この流れの速さ故に、今後のこの業界がどうなっていくか、また今就業している、またはこれから目指している方も気になるところではないでしょうか。

ここまでは業界の厳しい面を書いてきましたが、将来性についてはかなり有望だと思われます。

個人や別の業界でもIT技術なしには成り立たなくなっています。IT業界は間違いなく今後より発展していく有望な業界といえるでしょう。

ITエンジニアの需要

IT業界は慢性的な人材不足といわれて久しいです。

結論をいうと、この状況は今後も続くと思われます。いや、ますます顕著になるのではないでしょうか。

限られた人材を集めようと、昨今は企業側も労働環境や給与面で切磋琢磨している状況です。

需要の拡大を受けて、活躍の場は広がっているといえます。

職種別の動向

現在の代表的なIT関連業はどうでしょうか。

職種別にみていきましょう。

ITコンサルタント

事業戦略としてIT技術を用いて抜本的に業務や企業のあり方を変えるDX（デジタルトランスフォーメーション）に関する支援へのニーズが高まっており、ITコンサルタントの活躍の場が広がっています。

たとえば、IT技術を用いてオフィスレス化を実現するなどもDXの一例といえるでしょう。

このようなニーズに対応するため、SIerや経営コンサルティングファームもITコンサルティング事業へ進出するケースが増えており、新卒・転職市場においてITコンサルタントは一定の需要があります。

Webディレクター

近年、企業がWebサイトを自社のPRの場として利用する傾向がますます高まってきており、今後Webサービスを立ち上げたいというニーズもさらに高まっていくでしょう。

IT業界の中でも、Webディレクターのように広範囲の知識が必要とされる人材は、さらに人材不足となる可能性があります。

このようにWebサイトになる需要が高まる一方で、Webディレクターとなる人材が減っていく可能性がある事を考えると、ますますWebディレクターの価値は上がっていくと思われます。

システムエンジニア

進化を遂げるであろうIT業界では、対応するソフトウェアや各種システムを開発するために、より多くの知識と高度な技術を持つSEが必要となります。

そのため、実践での経験が豊富で技術やスキルに長けたSEほど、求められる傾向が高くなるでしょう。

また、今SEの人材を求めているのはIT業界の企業だけではありません。

現在では他職種の一般企業でも会社のデータを扱うシステムを独自に開発したり、自社でシステムを運用保守するなどIT部門への進出が活発に行われています。

プログラマー

プログラマーの需要は、直近では大幅に減少する可能性は低いと思われます。

プログラミングの自動化技術やAIの開発が進んでおり、今後もさらに発展すると思われ、長い目で見ると必ずしも安泰とはいえませんが、現時点で自動化されているのは単純なものや汎用性の高いものが主になっており、直近でいえば、クリエイティブな部分や柔軟な対応が必要な場合はやはりプログラマが実装することになるでしょう。

またプログラミングの自動化ツールのプログラミングが必要になるという意味でもでもまだまだ需要は高く、新しい言語やツールの習得を怠らなければすぐになくなることはないでしょう。

さいごに

いかがでしょうか。IT業界についてはテレワークの増加に伴い、ネットワークやセキュリティ技術の必要性もさらに高まるでしょう。

社会インフラのひとつとして考えれば、今後さらに向上していく産業であることに間違いはありません。