持っていれば損なし基本情報技術者試験

IT業界では働いている方なら聞いたことがあると思いますが、IT関係の資格の一つに基本情報技術者試験という資格試験があります。この試験は毎年春と秋の2回開催されています。平成30年までは毎年約50万近くの応募者がいましたが、最近の受験者数のデータを見てみると約20万人近くにまで減ってしまっています。もちろん人気がないというわけではありませんが、この資格試験の合格率が低いということが応募者が減っている原因のひとつかもしれません。基本情報技術者の資格を持っておいて損はないのでIT関係の職種なら取得した方がアピールポイントにもつながるでしょう。

まずはじめに資格取得のメリットを紹介します。

メリット

基本情報技術者試験の資格を持っているメリットですが、やはりIT企業の転職や就職する際に大きな武器の一つになるでしょう。日々進化するネット社会に対応するためにインターネット等に関する知識はインプットし続けなければなりません。そのため学習しているというアピールになりますし、今後の業務でも生かすことができます。プログラミングの知識がない方でも学習することにより興味を持ちプログラミングを始めるきっかけにもなると思います。
次は基本情報技術者試験の概要について紹介します。

試験概要

基本情報技術者試験は社会人でも学生でも受験することが可能です。統計データを調べてみるとIT関連企業に勤めていない方も受験しています。試験は全国で指定されている会場に行き受験することができます。試験の時間ですが、午前9時から12時、午後13時から午後15時半と約一日かけて行われ、午前中は知識問題、午後は技能問題が出題されます。試験内容ですが、午前ではテクノロジ系(コンピューターに関する知識)、マネジメント系(管理)、ストラテジ系(法律)の問題が出題され、技術だけではなくセキュリティや法律に対する知識が問われます。午後の部では数式を用いた問題やプログラミング言語の知識など技術が扱えるかどうかを問われるため、数学などに抵抗感が強い方にとっては厳しいものになるかもしれません。試験の合格率は約20%となっており、ITパスポート試験と比較すると40%低くなっております。基本技術といっても難しいことが分かります。
次は学習方法について紹介します。

学習方法

IT関係の職種に転職したい方や就職したい方にとっては面接時にアピールポイントになるので資格を取得した方がいいと思います。社会人の方だと勉強時間が限られてしまうので効率良くインプットして本番で最大限にアウトプットしなければなりません。そのために私がオススメする勉強方法を紹介します。

①今日はどの分野をやるかあらかじめ設定する
基本情報技術者試験は出題範囲が広く覚えることがたくさんあるため、明確な学習範囲を設定しないと挫折してしまいます。ですので、学習を始める前にどの分野を学習するか設定することをオススメします。
②カレンダーに学習時間や学習内容を記入
自身が学習した時間や内容を記入することにより目標やスケジュール調整ができ、随時進捗を把握しやすくなります。
③理解がイマイチでも先に進める
学習が進むにつれ難易度も上がり理解が不十分になって自身が設定した学習スケジュール通りにいかないこともありますが、理解できなくてもとりあえず先に進むことをオススメします。試験問題の出題範囲が広いので時間をかけすぎると試験本番までに間に合わなくなるおそれがあるからです。まずは一度全体を読んでみて最初はなんとなくでもいいので学習を進め、徐々に理解を深めていきましょう。
④イメージ化する
実際に学習をしているとカタカナ用語や抽象的な内容が多く見られます。大量にインプットする必要があるので文章のみだと記憶に残りにくいと感じるのではないでしょうか。そのまま文章を暗記するのではなく自分なりに図を書いて理解したり解釈することにより理解を深めることができます。
⑤過去問をすぐ解く
教科書や問題集をすべて解き終わったら過去問を取り組む方もいるかもしれませんが、過去問の範囲の部分を教科書で読んで理解できたらすぐに過去問を解く、といった進め方の方が自身が理解できたか確認できるので頭に残りやすく、なぜ間違いなのかもすぐにチェックできるのでオススメです。
次に学習できるサイトを紹介します。

学習サイト

基本情報技術者試験受験しようと考えている方には何を利用して勉強しようか悩んでいる方もいるかもしれません。書店やAmazonなどで多数の教材が販売されており購入することはそこまで難しくはないはずです。今回はこういった教材以外にインターネットを使用したオンライン学習というものがあるので紹介していきます。
基本情報技術者試験ドットコム このサイトは無料で、過去問に関しては春・秋含めると20個以上と豊富にあります。また問題だけではなく解答や解説もついてくるので学習を進める際の手助けにもなります。実際の問題以外にも参考書の紹介、試験マニュアル、勉強アドバイスなどもあるため初心者にとってはやさしく学ぶことができ、オンラインで学ぶにはここが一番ではないでしょうか。

まとめ

簡単ではありますが、基本情報技術者試験についてまとめてみました。IT関係の資格ではかなり有名ですが、難易度が高く合格率も他と比べると低くなっております。しかし、一度手にすると自信に繋がる上にデジタル社会に対応する能力にもなるので絶対に損はないです。現在は学校でもプログラミングの授業が必須となっておりプログラミングの学習塾もあるので、プログラミングに興味がある方はぜひ資格取得に向けて学習してみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です