Javaを学習する前に知っておくべきこと。(概要や学習方法)

まずはじめに、こちらの記事を見に来て頂いている方は、Javaに興味を持っておられて、これから学習を始める。もしくは、既に始めておられる方が多いでしょう。ここでは、Javaという言語の概要や、学習方法について簡単に紹介させていただきたいと思います。それでは、よろしくおねがいします。

1.「Javaの概要」

簡潔にいうと、Javaとは、プログラミング言語の一つです。Javaにおいて最も重要な特徴は、Javaが「JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)」というマシンで動いていることです。Java仮想マシンとはその名前の通り、Javaの為に擬似的に作り出されたマシンです。このマシン上でJavaが動作します。Java仮想マシンの役割は例えるなら、コンピュータ本体との通訳者のようなものです。Java仮想マシンさえ動作すればJavaはどんなコンピュータ上でも利用することが出来ます。あなたのパソコンが、MacでもWindowsでも、どのような環境においてもJavaは動作できるのでJavaはしばしば、OSに依存しない言語と言われます。
もう一点、Javaには重要な特徴があります。それは、Javaの開発はオブジェクト指向で作られているということです。Javaは、プログラムの大小に関わらず開発の際には、「オブジェクト指向」という考え方が必要になってきます。

1.「オブジェクト指向とは?」

プログラミング初学者の方にとって、聞き慣れない概念だと思います。実際、Javaを初めて学習する方の多くは、このオブジェクト指向の学習に入る頃に頭を抱えて挫折してしまう事が多いといいます。しかし、オブジェクト指向とは本来、難解なプログラムを開発する際に効率的に(楽して、安全に、誰にでも読み易く。)コーディングするために生まれた概念なので、マスターしてしまえば、急速にプログラミングが上達すると言っても過言ではありません。では、そのオブジェクト指向とは、一体どのような考え方なのか簡単にご説明させて頂きたいと思います。オブジェクト指向とは、モノ(オブジェクト)同士を関係させて、組み立てていくというプログラミングの考え方のことです。例えば、自動車を作る際、いきなり組み立てて自動車の形になるわけではありませんよね。町中を走る自動車の形になるまでに、多種多様な工程を経て、タイヤやハンドル、エンジンなど様々な部品が作られます。そしてその部品たちを組み立てて初めて自動車という完成品にたどり着くわけです。プログラムを作る際も同様にこのようなステップを経て、完成を目指します。このような開発方法をオブジェクト指向プログラミングと言い、効率的な開発には必須となる考え方となるわけです。

・オブジェクト指向という概念に基づいて開発を進められること
・WindowsやMacOSといった開発環境に縛られず開発ができること

上記2点の特徴から、Javaでは、システム開発やWeb開発、アプリケーション開発など、多岐にわたる用途で様々な開発に利用されており、数百種類あるプログラミング言語のうちJavaは、市場から需要や、人気において、常に上位に位置している言語です。次項「Javaの学習方法」では、Javaを学習する上でのポイントや、Javaを学習するメリットに焦点を当ててご紹介させていただきたいと思います。

2.「Javaの学習方法」

Javaを学習すると決めたら次のステップは、「どの方法で学習を進めていくか」これを決めるのが先決です。というのも、Javaは前項で示した通り非常に人気の言語ですので、様々な書籍や学習サイト、スクールなど、豊富な学習方法が用意されています。これらの学習スタイルの中から自身にあったものを選ぶことが重要です。全くの初学者にとっては、多少高額であってもプログラミングスクールに通いJavaを習得することも良いかとは思いますが、それだけのお金やスクールに日中に通う時間が作れる方は意外に多くないものかと思います。そこで、こちらでは主に独学でJavaを学習する際におすすめの書籍や学習サイトをご紹介させて頂きます。

・おすすめ書籍「スッキリわかるJava入門」
Javaの基本構文やオブジェクト指向、エラー発生時の対処法などJava初心者が知っておくべきことが網羅されています。文字やコード、イラストのレイアウトが見やすく、600ページ以上に及ぶ内容も、スラスラ読めていきますよ。

・おすすめ学習サイト「Progate」
Progateでは、学んで・書いて・試せる5つのJava学習コースが用意されています。5つのうち、最初の2コースを無料で利用できるのでお試しにはもってこいです。後の3コースは有料となります。実際に手を動かして、自分の書いたコードが動くかどうか試すことができるので、本当におすすめです。※筆者は、書籍での学習中に眠気が来てしまったときなど、よく助けられました。

ここまででおすすめの書籍と学習サイトを紹介させて頂きましたが、これには理由があります。というのも、プログラミングの勉強は書籍を用いた座学だけではどうしても事足りないからです。つまり、文法(知識)とプログラム作り(実習)とを組み合わせて学習することがポイントです。どういうことかというと、Javaは言語なので英語などの言語学習方法と似たところがあります。それは文法の知識と、それを使う実習の両方が必要なことです。加えて、これらは別々に勉強するのではなく、文法を学びながら関連部分の実習を並行して進めるのが効果的です。

・まとめ

いかがでしたでしょうか、Javaは今日、私達の身近な生活を便利にしてくれている魅力的なプログラム言語であり、様々な新しい言語が出てきた中でも根強く人気で需要も高い言語です。学習については決して簡単ではありませんが、それらを乗り越えJavaを習得出来た際には、自身の可能性が広がることは間違いないでしょう。最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
この記事がJavaを学習するあなたにとって少しでもお役に立てたなら幸いです。

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