未経験の人へ伝えたい、フロントエンドエンジニアという職業

 

「未経験の人へ伝えたい、フロントエンジニアという職業」

IT業界に興味を持っている未経験の方には「フロントエンドエンジニア」という職種を目にしている方がいるかもしれません。しかし、この「フロントエンドエンジニア」という職業に求められる役割や技術は近年急速に進歩しているため、具体的な仕事や必要な知識が未経験の方にはわかりにくいかもしれません。その為、コーダーやマークアップエンジニアとは違うの?実際はどんな仕事なの?何をしているの?未経験でも大丈夫なの?など、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。この記事ではそんなあなたのために「フロントエンドエンジニア」とはどの様なお仕事なのか、どういったスキルがあるといいのかをお伝え致します。少しでもあなたの参考になれば幸いです。

1.フロントエンドエンジニアのお仕事

Webサービスや基幹システムを作る職業は大きく分けて3つあります。その種類はインフラエンジニア・バックエンドエンジニア・フロントエンドエンジニアです。大雑把に例えましょう。銀行の出入金に関わるシステムで考えると、お金の計算をする部分を作るのがバックエンドエンジニア、それを表示する画面を整えるのがフロントエンドエンジニア、それを使える環境を整えるのがインフラエンジニアということです。
詳しく分類すればキリがないので、他に見覚えのない「〜エンジニア」という単語を見つけたら検索してみることをお勧めします。IT業界の仕事の幅広さと専門性に気づくことができますので。
結局フロントエンドエンジニアが何してるの?と少しわからなかった方に詳しく説明すれば、みなさんが読んでいるこの文字の色やフォントを変えたり、トップページの画像を遷移させる方法などを考えて作り上げる仕事をしているわけです。

2.マークアップエンジニア・コーダーとの違い

マークアップエンジニアやコーダー、という言葉を聞いたことがある人は「何が違うの?」と疑問を持ったかもしれません。大変いい疑問です。確かにどちらも見た目のデザインに関わる仕事である点に違いはありません。しかし、そんなデザイン面に加えて、Webページの表示速度やパフォーマンスの改善まで行うことができる知識技能を持った人がなれるのがフロントエンドエンジニア、ということです。RPGで言えばマークアップエンジニアやコーダーがレベルアップした先にあるのがフロントエンドエンジニア、というわけですね。

3.使用する技術

フロントエンドエンジニアの職業で使用する技術は主にHTML、CSS、JavaScriptの3つです。HTMLとCSSでWebページの見た目を編集し、JavaScriptを使って動きをつけていく、ということを覚えておけばひとまずは問題ありません。(現在はHTML・CSSだけで動きをつけたりもできますが別のお話)
この3つを覚えていけば立派なフロントエンドエンジニア!というわけには残念ながらいきません。近年はこれらを元に拡張して便利な機能を追加したり、大規模ページを作りやすく改造したフレームワークというものの知識が求められることが多いので、3つだけ、というのはだいぶ語弊があります。
しかし、いかなるフレームワークも基礎となるHTML、CSS、JavaScriptの3言語の知識が無駄になることはありません。安心して知識を習得してください。

4.未経験から目指すなら

未経験の状態からフロントエンドエンジニアにいきなりなろうというのは少し難しいでしょう。必要となる知識も多いため、学習する分野が広くなってしまうためです。プログラミング初心者のうちは学習する範囲は狭ければ狭いほど良いです。小さな成功体験を繰り返してやがて得意になっていくのが挫折の心配も少なく、習得の効率も良いのです。
そこでまずはprogateなどの学習媒体でHTML、CSSに触れてみましょう。少し書けるようになったら、ランディングページと呼ばれる、動きのない簡単なWebページを作成してみるのがお勧めです。ここまでやって楽しいと感じたなら、いよいよ本格的なプログラミング言語と言える、JavaScriptに着手してみましょう。動きのあるWebサイトを作れるのはもちろん、タイピングゲームやテトリスなども作れちゃいますので、とっても楽しいですよ。

5.まとめ

フロントエンドエンジニアに求められるものは技術は日々新しくなっています。いつかは一切コードを書かなくてもWebページの画面を構築できる時代が来るとまで言われています。
すると技術的な知識よりも、プロジェクト進行やリーダーなど、コミュニケーションやマネージメントの能力が求められるようになるでしょう。そうなると、現在未経験で別業界で働いている方がこれから求められる能力を有してる可能性があるのです。
もちろん、自動で画面が構成できるような時代が来たとしても基礎となるのはHTML、CSS、JavaScriptの知識です。獲得しておいて損はありません。
あなたのエンジニアライフに良い影響を与えられていたら嬉しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です