AWS EC2とT2

AWSをT2を目標に掘り下げました

AWS(Amazon Web Services)はAmazonが提供するWebサービスです。もしサーバーの購入や構築を自身で行う場合、まず購入に至るまで時間がかかります。しかし大変なのはここからでサーバーの構築ルールを定めた上でそれを違反しないように形作る必要があります。使用が始まっても運用を監視しながら、サーバーに起こるマシントラブルを解決していかなければいけません。サーバーを自身で運用する場合、初期コストの高さに加え一定の人員をサーバーの維持に据えなければ実質的な利用は難しくなっています。AWSはサーバーや運用に必要な技術を貸してくれます。
今回はAWSを掘り下げ、どのようなサービスを提供してくれるものなのかを調べました。EC2ひいてはT2を目標地点としています。

AWSのサービスはすごいが複雑

AWSとは

AWSはクラウド型サービスの一種です。サーバーやネットワークなど、デジタル世界で必要となるツールを一式貸し出してくれます。AWSの良いところとして、一式貸し出してくれること自体が挙げられます。サーバー運用を考える際にバラバラに借りる場合、それぞれに対して契約を組む必要があります。貸し出している場所がそれぞれ違うので構築時に相性問題が多発する可能性がありますが、契約がそれぞれ違うので擦り合わせることが難しくなります。また、請求の問題も浮上してくることが考えられます。請求の数が増えるほど指数関数的に対処が難しくなっていきます。数が増えるほど経理にかかる負担は増大します。AWSは一度に必要なものを提供してくれます。運用の仕方により制限されることが推測されますが、一度に借りているからこそ調整が可能になります。

ツールの多さはまさに森(アマゾン)

AWSの利点としてよく挙げられるものとしてインフラ等専用知識がなくてもサーバー構築等ができることがあります。AWS利用時の設定は、基本的にWebブラウザ画面で行うことができます。そのため、インフラ専門知識という障害を無視して設定することができます。しかし、AWSが一式を貸し出してくれるサービスであること、サービス自体の質・量が充実していることが新たな障害になります。サービスが多すぎてAWSの知識がないと効率的に利用することができません。上手に運用するためにはAWSに対してある程度のラーニングコストを事前に支払う必要があります。

EC2とは

EC2はAmazonのクラウドサービスのうち、サーバー一式をクラウド形式で借り受けることができるサービスです。サーバーを運用・活用を検討する場合まず必要となるサービスと言えます。まず物理的にサーバーを借り受けるサービスではないことが利点です。あくまでもクラウド上に存在しているサーバーのため、カスタマイズさせることができます。未来の運用状況がわからなければ最適な設計はできませんが、もちろんそれは不可能です。カスタマイズができることによりEC2サービスは逐次最適な状態を選ぶことができます。
他に大事な要点としてEC2はアンマネージドサービスであることが挙げられます。これは実際のサーバー運用に係る内容について自身で全て行うことを指しています。一見とてもシビアに見えますが、サーバーやネットワークなどの物理的な管理はAWSが行ってくれることを指しています。内容の部分だけ責任を持てば良いと言えます。加えて、内容部分に対して自由が与えられていることを指します。借り受け条件の範囲で、状況に応じた変更を加えていくことができます。
EC2の実際の借り受けはインスタンスという形で行われます。インスタンスタイプを選択することによりサーバーの大まかな傾向を決めることとなります。T2を含むT系と言われるものはインスタンスタイプに該当します。

T系は汎用と呼ばれるインスタンスタイプの一種

インスタンスタイプには演算向け・GPU使用用途向けなどの特化型やオールマイティな汎用型があり、T系は汎用型に該当します。バースト機能が付与されており負荷が高くなった場合パフォーマンスを上昇させることができます。ただしコストは増加していくため運用に注意を払う必要があります。

T2はT系の一種

T系にはT2とT3がありスペックに差があるため、自身の環境により良い方を選ぶ必要があります。新しく登場したT3はパフォーマンス面が改善されています。しかし、注意点としてT3はバースト機能であるunlimitedの設定がデフォルトでオンになっていることが挙げられます。理解した上で使用しないと追加課金が必要になることがあります。

まとめ

今回AWSをT2を目標に掘り下げました。T2は汎用型のサーバーモデルであり不足時はバーストにてスペックを補うことができるため、試作運用に向いている可能性があります。EC2に関係してくるサービスだけに限定しても多岐に渡ります。そのためT2でサーバーを立ち上げ、必要なサービスを厳選していく試作運用が一度は必要になると考えられます。

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