【AWS】 知識ゼロから無料で始めるEC2

目次

1. 概要
2. AWSアカウントの作成
3. IAMからユーザーを作成する
4. EC2を作成する

概要

AWS(Amazon Web Services)とはAmazon.comが提供するクラウドコンピューティングプラットフォームサービスです。

今、世界で最も利用されているクラウドサービスで、自社オンプレ環境や他社クラウドサービスからAWSへの移行を検討する企業、団体は後を絶ちません。

これを期に、AWSを勉強したいと思っている方も非常に多いのですが、

– 数多くのサービスと固有名詞、
– クラウドサービスに対する知識不足、
– 何から学習すればよいか分からない

などの理由から躊躇されてしまう方も少なくないのが現状です。

AWSを理解するには、インターネットや書籍、セミナー等で知識を蓄えることも重要ですが
まずは、実際に手を動かしながら操作し、徐々に理解を深めて行くのが最も近道です。
そこで心配になるのが、「実際いくらかかるのかという」 料金の問題です。

AWSの利用料金は従量課金制、つまり電気や水道料金のように使ったら使った分だけ請求されるものと思ってください。

多くのAWS初学者は、EC2(サーバー)を作成する事から始めます。
幸いな事に、EC2は一年間無料で始める事ができます。
しかし、その無料枠には一定の制限がある為、注意が必要です。
無料という事から、特になにも設定をせずに、複数のEC2インスタンスを稼働し続けた結果、予期せぬ金額を請求をされる事も考えられます。

この記事では、実際にAWSのアカウントを作成した後に、無料枠でEC2を作成できる手順を紹介させて頂きますので、参考にして頂ければ幸いです。 ※

※無料枠には制限があるため、必ずしも無料を保証するものではありませんので皆様の自己責任で管理・運用するようにしてください。

AWSアカウントの作成

アカウント作成の際、必要になってくるのは以下3つです。

必要なもの
– クレジットカード
– 電話番号
– メールアドレス

では、実際にアカウントを作成してみましょう。
ブラウザでAWSと検索し、AWS公式サイトアクセスします。

AWSアカウント作成手順

▼アカウント作成手順
1. 今すぐ無料サインアップをクリック

2. アカウント作成のページからメールアドレス、パスワード、AWSアカウント名を入力して続行をクリック。
AWSアカウント名は後ほど変更する事も可能ですが、分かりやすい名前を設定しましょう。

3. アカウントの種類ですが、今回は個人での利用を想定しているので、パーソナルを選択してください。
住所、電話番号などの必要事項を入力し、ページ最下部のAWSカスタマーアグリーメント の諸条項にチェックし、続行ボタンをクリックします。

4.支払い情報のページでクレジットカードの番号と電話番号を入力し、セキュリティチェックを行います。
入力した電話番号に認証用コードが届きますので、そのコードを使って承認してください。

5.本人確認が終了しましたと表示されたら続行ボタンをクリックします

6.無料枠で収める為、ベーシックプランを選択します。

以上の手順でアカウント作成は終了です。

AWSにサインイン

さっそくAWSにサインインしてみましょう。
AWSのトップページ右上のコンソールにサインインボタンをクリックし、ルートユーザーを選択。
先程、アカウント作成時に入力したメールアドレスとパスワードでサインインして下さい。
設定したAWSアカウント名が右上に表示されているので、マイアカウントをクリック。
IAMユーザー/ロールによる請求情報へのアクセスを編集し、IAM アクセスのアクティブ化にチェックを入れて更新します。

IAMからユーザーを作成する

IAM(Identity and Access Management)というサービスでAWSのユーザーを作成できます。
AWSアカウント作成時は、自動でルートユーザーのみ作成されているのですが、このルートユーザーは管理者用ユーザーです。
AWSサービス全般の各種設定変更など、すべての権限を保持している為、通常用途では使用しないのが望ましいです。

新規でIAMユーザーを作成する

▼IAMユーザーの作成手順
1. サービスの一覧からIAMと検索

2. ユーザーを追加ボタンをクリックし、任意のユーザー名を入力。
アクセスの種類は、AWSマネジメントコンソールへのアクセスにチェック。
コンソールのパスワードはカスタムを選択し、任意のパスワードを入力。
今回はパスワードのリセットは不要なので、チェックせず次へをクリックします。

3. 既存のポリシーを直接アタッチを選択。
今回はAdministratorAccessにチェックを入れて次へをクリックします。

4. タグの追加(オプション)は特に設定せず次へをクリックします。

5. ユーザーの作成ボタンをクリックし、成功と表示されればOKです。

では、実際に作成したIAMユーザーでログインしてみましょう。
もう一度、サービスからIAMと検索し、IAMの画面を表示させると、IAMユーザーのサインインリンクというURLが表示されています。
これが、IAMユーザー用のサインインURLなので、これをコピーして一度サインアウトします。
ブラウザでURLにアクセスし、設定したユーザー名とパスワードでログインします。

EC2を作成する

無料枠で作成できるEC2の種類は限られたものですが、学習用途であれば十分です。
実際に作成して見ましょう。

EC2を作成する

▼EC2インスタンス作成手順
1. サービスからEC2を選択します。

2. リージョンは東京にして、インスタンスを起動ボタンをクリックします。

3. AMI(AmazonMachineImage)の選択では、無料枠で使用できるAmazon Linux2 AMI
を選択します。

4. インスタンスタイプは無料枠で利用できるt2.micro を選択し、確認と作成ボタンをクリックします。

5. 起動ボタンをクリックすると、キーペア作成のポップアップが表示されるので、新規でキーペアを作成してダウンロードします。
このキーペアは大切に保管してください。

6. インスタンスの作成ボタンをクリック。
インスタンスは現在作成中ですと表示されます。

7. 左側のメニューからEC2ダッシュボードを選択し、実行中のインスタンスをクリックします。
インスタンスの状態がrunningとなっていれば成功です。

以上となります。
AWS学習の最初の一歩を踏み出す為に、この記事がお役に立てたら幸いです。
ご覧頂き、ありがとうございました。

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