AWS Cloud9、EC2を利用することでどのような利点があるのか

人気が高い職業、プログラマー

テクノロジーの発達とあらゆる情報が受け取りやすくなったことによりIT分野の職種の人気は高まっています。その中でも特に注目されているのがプログラマーです。現在、私達の生活において、あらゆる部分に何かしらのプログラムによって作られたシステムが使われています。誰もが持っているであろうスマートフォンはもちろん、そのスマートフォンで閲覧するWebサイト、Webサイトの中の通信販売システム、LINEなどのコミニュケーションツール、ゲームなどなど、1日の中でシステムが目に入らない日はないと言っても過言はありません。その多種多様なシステムを作成することができるプログラマーという職業は魅力もあり、今後も需要が高まっていくでしょう。

環境構築は実は難関

人気が高まったことで、新しくプログラミングを習得しようという人々も増えています。しかし、プログラミングを習得する際にまず、最初の壁となるのがプログラミングができる状態にする環境構築です。環境構築の方法はプログラミング言語ごとに異なり、コードエディタ、デバッガー、ターミナル様々なツールをインストールしたり、仮想サーバーを構築したりしなければならず、手間がかかります。また、習得するのに活用している教材の通り、作業を進めたとしてもOSごとに作業が異なる可能性があり、エラーが出てしまうこともあります。全くのプログラミング初心者がこのようなエラーに出会してしまうと、言われた通りに操作しているのにうまくいかない、自分には向いていないと挫折してしまいがちです。現在は無料でプログラミングについて学習できるWebサイトもあるのでそちらを活用することもできますが、統合開発環境(IDE)を使用するというのも一つの手です。統合開発環境とは上記のようなコードエディタ、デバッガーなどのアプリケーション開発に必要なソフトウェアをまとめて1つにして提供しているパッケージです。

ツールをあれこれインストールする必要手間を省くことができ、比較的に素早くプログミングの学習に取り組むことができます。

さらに現代的な環境構築方法「AWS Cloud9」

統合開発環境を利用することでもかなりコーディングを始めるまでの手間を省くことができます、現在はさらに効率よくコーディングを始めることができるツールが普及しました。それがクラウドサービスであるAWSのサービスのうちのAWS EC2、AWS Cloud9を利用することです。これらのサービスを利用することでクラウド上に仮想サーバーを構築し、インターネット環境さえあればいつでもどこでもコーディングを開始を進めることができます。

AWS EC2、AWS Cloud9とは

AWS EC2はクラウド上に仮想サーバーを構築して自由に利用できるサービスで、AWS Cloud9はローカルコンピュータのウェブブラウザで実行されている統合開発環境を利用してクラウド上のAWS Cloud9環境を操作できるサービスです。このCloud9もプログラム言語に不可欠なツールがあらかじめパッケージ化されているため、サービスを利用開始すると初期設定後すぐにコーディングができるようになります。
難しく感じてしまうかもしれませんが、かなりざっくりいうとAWS EC2で環境構築をし、AWS Cloud9で開発に必要なツールを整えて開発(コーディング)が可能になるという流れです。

従来の環境構築との違い

AWS EC2、AWS Cloud9を利用しても従来の統合開発環境を使用したコーディングと大して変わらないじゃないかと思われそうですが、ここには大きな違いがります。従来の統合開発環境を用いた開発では、統合開発環境があらかじめ必要なソフトウェアをまとめて1つにして提供しているパッケージであるといってもこの「統合開発環境」を自身のPCにインストールする必要があります。しかし、AWS EC2、AWS Cloud9を用いた開発では自身のPCを介してクラウド上の統合開発環境を利用するという形式なので、統合開発環境のインストールさえ必要ありません。
プログラミングが伴う人材派遣の企業ではセキュリティ面を考慮し、企業で貸し出しされたPCを使用し、プロジェクト終了後はそのPCを初期化するという手順が一般的だと思います。従来の方法だと、その都度統合開発環境をインストールしなければなりませんがAWS EC2、AWS Cloud9を利用することでクラウド上での操作が可能なので余計なインストールの手間を省く事ができます。

AWS EC2、AWS Cloud9まとめ

この記事では素早く開発が開始できるようになるクラウドサービス、AWS EC2とAWS Cloud9について紹介させていただきました。プログラミングを習得しようと試みて環境構築で挫折してしまった経験がある方はこのようにクラウド上で開発するということも現在は可能になっていますので是非挑戦してみてください。

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