Lightsailで使用できるマネージドデータベースについて

AWSのクラウドサービスであるLightsail。LightsailといえばWebアプリケーションを作成するのに必要な機能である仮想サーバやデータベース管理などがパッケージ化されたとても便利なサービスです。Lightsailではデータベースを利用するマネージドデータベースというサービスがあり、それを利用することでデータベースエンジンとしてリレーショナルデータベースであるMySQLとPostgreSQLを利用することができます。

Lightsailのマネージドデータベースとは

Lightsailのマネージドデータベースは、クラウド上のリレーショナルデータベースのセットアップ、一般的なデータベースのメンテナンスやセキュリティタスクなどが自動化されLightsail上で管理されるためデータベース管理が効率化されます。これによって高速なパフォーマンスやセキュリティ性、高可用性、互換性のあるアプリケーションを実装することができます。また、簡単な数クリックの操作でMySQL、PostgreSQLのリレーショナルデータベースを作成することができます。

リレーショナルデータベース管理システムとは

リレーショナルデータベース管理システムとはRDBMSと略されることが一般的です。リレーショナルデータベースでデータベースのやりとりにはSQL言語が用いられています。
リレーショナルデータベースとはデータの1つ1つを列であるカラムと行であるレコードの中にまとめてそれを表であるテーブルの中に並べるものです。このようにすることでデータ同士の比較やデータの結合、抽出が簡単にできるようになります。
また、複数のテーブルがあった場合にもIDなどでテーブルを内部結合することで一つのテーブルかのように扱うことも可能になります。
リレーショナルデータベース管理システムの世界的なシェアではOracleデータベースが使われており、他にもSQLServer、MySQL、PostgreSQLなどがあります。Lightsailで利用できるリレーショナルデータベースはMySQLとPostgreSQLを使用することができます。

MySQLについて

Lightsailで使用できるデータベースとしてまず挙げられるものとして、MySQLがあります。
MySQLは世界で最も広く使われているオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。MySQLは信頼と安全なSQLベースの管理システムで20年以上に渡ってコミュニティから開発支援やサポートを受けています。MySQLは耐障害性や可用性の求められるアプリケーションから動的なWebサイトなどさまざまなユースケースに適しているため利用される機会がとても多いリレーショナルデータベース管理システムです。
lightsailでは,MySQLの5.6、5.7、8.0の最新バージョンまでを使用することができます。

PostgreSQLについて

Lightsailで利用できるデータベースはもう一つありそれはPostgreSQLです。こちらもオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムで、MySQLと比べて世界的な人気は劣りますがアジアでは約30%ほどのシェアがあり人気が高いです。PostgreSQLは小規模開発から大規模開発までさまざまな場面で使われることがあるようです。また、ソースコードを再利用、再配布できる「DBライセンス」というものを採用していることが有名であり、そのため自由に機能の追加や改修ができるという特徴があります。
lightsailでは,PostgreSQLの9.6、10.10、11.5までを利用することができます。

料金について

マネージドデータベースのサービスは月額料金になっており、標準プランと高可用性プランの2種類に分かれています。

スタンダードプラン 15 ドル/月
高可用性プラン 30 ドル/月
1 GB メモリ
1 コアプロセッサ
40 GB SSD ディスク
100 GB 転送
データの暗号化 なし

スタンダードプラン 30 ドル/月
高可用性プラン 60 ドル/月
2 GB メモリ
1 コアプロセッサ
80 GB SSD ディスク
100 GB 転送
データの暗号化 

スタンダードプラン 60 ドル/月
高可用性プラン 120 ドル/月
4 GB メモリ
2 コアプロセッサ
120 GB SSD ディスク
100 GB 転送
データの暗号化 

スタンダードプラン 115 ドル/月
高可用性プラン 230 ドル/月
8 GB メモリ
2 コアプロセッサ
240 GB SSD ディスク
200 GB 転送
データの暗号化 

まとめ

今回はAWSのクラウドサービスで利用できるマネージドデータベースのサービスについて紹介をしてきました。昨今のクラウド化が進むことによりデータベースをマネージド化することは一般的になっています。AWSにはLightsailのマネージドデータベースだけではなくほかにもAmazonAuroraやAmazonDynamoDBなどデータベースサービスには様々なものがあります。それらを状況に応じて使い分けていきましょう。

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