CodeCommitを触ってみた

はじめに

読者は「CodeCommit」もしくは「aws git」などについて、調べている方かと思います。
このページでは、AWSで提供されているサービスのひとつ「AWS CodeCommit」について調査した結果を紹介していきます。

AWS CodeCommitとは

無制限のリポジトリ
50 GB のストレージ/月
10,000 回のGitリクエスト/月
上記の内容が無料で使える「Gitリポジトリ系サービス」です。1GB単位で課金されるストレージ系のAWSサービス(サービスによって内容は異なる)と比べたら破格の安さに感じます。

AWS CodeCommitの特長

①AWSによる完全マネージド型サービス

ハードウェアの準備、拡張やサーバーソフトウェアのインストール、アップデートが不要なので、ミドルのバージョンが変わったからパッチ当てなきゃ!みたいのが必要ありません。

②スケールアップが簡単

多数のファイルやブランチ、大容量のファイル、長期間のバージョン履歴に対応しているそうで、超過料金や有料化などはありあますが、スケールアップも簡単です。

③AWSのその他のサービスと連携しやすい

あたり前な気がしますが、AWSクラウド内の他のサービスと親和性が高いため、開発ライフサイクルの速度や頻度を高められ、実装、繁栄がスピーディです。
また、IAM(Identity and Access Management)と連携していることで、AWSリソースへのアクセスを安全に管理することができます。
使い方はユーザーにアクセスキーやらポリシーやらを付与して管理する形で簡単でした。

④他のリモートリポジトリからファイルを簡単に移行可能

Gitベースのリポジトリから CodeCommit に移行できる。

⑤既知のGitツールを使用可能

Gitコマンドと各AWS CLIコマンド、およびAPIをサポートしており、使い慣れたコマンドで利用が可能です。

とりあえず始めてみる!

手順はこんな感じです。
ユーザーガイドURL:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/codecommit/latest/userguide/welcome.html

  • AWSサインイン(ない場合はアカウント作成)
  • AWS CodeCommitセットアップ(HTTPS or SSH接続の準備)
  • Gitがなければ、インストールする。

ご丁寧に本家サイトへの案内リンクもユーザーガイドにありました

Git のダウンロード:http://git-scm.com/downloads

  • AWS CodeCommitコンソールで、リポジトリを作成する
  • 最後はおなじみのgit cloneでローカルに持ってきて利用する

ガイドに沿って進めれば、ちゃんとAWSでリモートリポジトリを作成できますし、gitコマンドで問題なく利用可能でした。
私の場合は、英語が苦手なのでかなり苦戦しました…
ただ、ちゃんと表示言語の選択は可能でなので、日本語に変えることもできます。

詳細はAWSのユーザーガイドが懇切丁寧に教えてくれます。
気になった点やつまずいた箇所をいくつかピックアップしました。

・リージョンセレクターって何?

「AWS Codecommit ユーザーガイド」のステップ4でリポジトリの接続を行うのですが、「リージョンセレクターで、リポジトリが作成された AWS リージョンを選択します。」と言われます。
まだこの段階ではリポジトリを作ってもいないので、選択できませんでした。
ちなみに、そもそもの「リージョンセレクター」とは、CodeCommitコンソールの上部メニューバー(アカウントボタンの右)にある地名のプルダウンボタンのことです。
リポジトリは選択されているAWSリージョンで作られるようで、接続先(接続エンドポイント)が違います。
詳細はユーザーガイドで説明してくれています。

・クレデンシャル作られすぎ

必要な工程なのですが、進めて行くうちに吐き出される認証情報やらアクセスキーやらのcsvが溜まっていきます。

おわりに

基本的にガイドに沿って行けば、問題なく利用開始できましたので、安心していいと思います。
人によってつまずくポイントはそれぞれあると思いますが、冷静に読み進めて行けば大丈夫です。
個人的にはGitLabにあった、プルリクエストはすぐわかったのですが、マージリクエストなどはどうやるのか分かりませんでした。
もう少し触ってみようと思います。

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