【Excel】Microsoft365とは?エクセルバージョンごとの違いを徹底説明

0.はじめに

デスクワークや集計で使われる「Excel」には、様々なバージョンが存在します。バージョンにより若干操作が異なるため、「今まで使用していたエクセルとバージョンが違う!」と苦戦される方もいらっしゃったと思います。現在の最新バージョンは「Excel2019」ですが、「Excel 365」はご存知でしょうか?本日はエクセル初心者の方に向けたバージョンごとの違い・最新版を利用するメリットを説明致します。

1.エクセル365とは何なのか

一言で言うと「常に最新状態でエクセルを利用できるサブスクリプションサービス」です。エクセルの歴史を辿ると「エクセル2016」「エクセル2007」などバージョンごとに名前が付いており、新しいバージョンが出るたびにソフトを買い換えるといった形でした。それに比べエクセル365は月額サービスで常に最新バージョンを利用できます。もちろんテクニカルサポートもついているので安心ですね。それでは、2020年7月現在の最新サービス「エクセル2019」との違いを簡単に比べてみます。

エクセル2019エクセル365
支払い

1回月額(もしくは年)
新機能更新なしあり
サポート初回のみいつでも可
インストール 2台迄※無制限(同時利用5台迄)※

※買切りソフトであれば2台迄、サブスクリプションだとインストール無制限ですが5台まで同時利用可能です。

表の記載は「エクセル365」としていますが、現在は「Microssoft365」で統一されています。単一ソフト販売ではなくPowerpointやWordも含まれているサービスへと移行しているため、今後はサブスクリプションを利用する企業も増えるのではないでしょうか。

気になる点は費用ですが、一般企業向けプランであれば月額540円(税抜)から用意されています。リモートワークが進む中では、検討に入れてもいいかもしれません。ただ、「今でも不自由がないから、わざわざ最新版を購入しなくてもいいんじゃないか」と思う方も中にはいらっしゃると思います。次の項目で最新版にするメリットを簡単に説明します。

2.常に最新版にしなきゃいけないの?

普段使っているスマートフォンでも「アップデートのお知らせ」があります。機能追加、バグ改善、内容は様々ですが、エクセルなどのソフトを最新に保った方が良い理由は下記のような点です。

・買切りソフトはテクニカルサポートが終了する可能性がある

・互換性がないとファイル破損の可能性がある

・最新情報が使えない

サポートに関しては日常で利用しない分不便さは感じないかもしれませんが、自力では解決できない問題に直面した際にサポートがないと諦めざるを得ない場面が多くなります。また、古いバージョンのエクセルを使い続けていると、取引先にファイル共有ができなかったりファイル破損をしてしまう可能性もあります。その点を考慮すると、月額料金(もしくは年間料金)で最新版を使い続けることができるのは大きなメリットです。

また2020年1月にはさらに作業効率化ができる最新関数がリリースされました。現時点(2020年7月現在)でのアップデートで便利になった機能を一つ紹介させていただきます。

3.XLOOKUP関数の登場

「VLOOKUPなら聞いたことがある」と言う方も多いかと思いますが、ここで紹介するのは「XLOOKUP」です。この関数は2020年1月30日からMicrosoft365ユーザー向けにリリースされたものであり、エクセル2019では使用できません。常に最新版であるメリットとして、新機能をいち早く利用できるメリットを感じていただけると思います。馴染みのあるVLOOKUPとXLOOKUPを公式で比べるとこのような形です。

・ VLOOKUP(検索値、範囲、列番号、検索方法)

・ XLOOKUP(検索値、範囲、戻り配列、見つからない場合、一致、検索)

公式だけ見ても拡張されているのが理解できますが、調べていくとかなり便利なことがわかります。簡単に説明すると「右側の列を検索して左側の値を返す」「検索範囲が昇順でなくても可能」といった点でしょうか。今回の説明では割愛いたしますが、Microsoft365を利用検討している方はぜひ調べてみてください。今までの業務で苦労していたことがスムーズに行える可能性を秘めています。

4.最新版を利用するメリットは大きい

いかがでしたでしょうか。何気なく使っているエクセルも日々進化を遂げており、さらに作業効率化ができるよう進んでいます。「今使っているバージョンが古い」「なんとなく不便さを感じている」場合は、Microsoft365(エクセルも同梱)も検討してみてはいかがでしょうか。サブスクリプションが増えている今、利用目的に合わせて快適な作業ができることが容易になりました。Microsoft365を初めて知る方に、こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です