【Skype】オンラインツール「Skype for Business Online」の特徴

0.はじめに

リモートワーク・オンライン会議が主流になっている昨今、「会議ツール」として様々なアプリケーションが出回っています。似通ったツールが出回る中、「Skype」を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。今回はSkypeのビジネス向けモデルである「Skype for Business Online」を利用するメリットを簡単に説明していきます。

1.「Skype for Business Online」の利用メリット

一言で表すと「無料」か「有料」かの違いです。もちろん無料版は使える範囲が限られ、有料版は機能が拡張されているものになります。もし「会議を行うとしても25人以下」なのであれば、無料版Skypeで機能は事足ります。Skype for Business Onlineを利用するメリットは下記になります。

・最大250人までの会議が可能

・セキュリティの向上(コミュニケーション内容の暗号化等)

・社内電話を転送したい※別途プラン加入が必要

それぞれの内容を詳しく解説していきます。

・最大250人までの会議が可能

無料版Skypeだと25人までのビデオ会議が可能ですが、Skype for Business Onlineであれば最大250人までビデオ会議が可能です。また、オーディエンス10,000人までのブロードキャスト配信も行えるため、普段の会議はビデオ会議、全社会議や大規模プレゼン発表ではブロードキャスト配信が役立ちます。

・セキュリティの向上

Skype for Business Onlineは管理者側からの利用制限をすること、チャット内容の暗号化をすることが可能です。無料版には備わっていないサービスになるため、ビジネスで利用をする際はセキュリティが万全に備わっていると安心ですね。

・社内の電話を転送したい

リモートワークの推奨がされる中、「会社の電話をとる人がいないから」と止むを得ず出社をする方も多かったのではないでしょうか。クラウドPBXが利用できるプランを選択すれば、社内の電話をどこでも応答することが可能です。また、保留中に他の担当につなぐ検索機能も備わっているため、折り返しや掛け直しの一手間を減らすことが可能です。もちろん、社外で電話をとったからと言って公衆交換電話網(PTSN)に情報が流れることはありません。社内電話にかかるコストも解消することが可能です。

これからの時代に大きなメリットを感じるSkype for Business Onlineですが、実は2021年7月31日をもってサービスが終了するとMicrosoftが発表をしています。しかし、Skype自体が使えなくなるわけではありません。今後どの様になっていくのかを下記に説明いたします。

2.「Skype for Business Online」のサービス終了後は?

サービス終了後はOffice 365が提供する「Microsoft teams」に移行され、Skype for Business Onlineと同様の機能を利用できます。会議人数上限は250名と変わらず、今後利用規模により拡張も行われる可能性がありより利便性は高まります。しかしここで唯一のデメリットを挙げるとしたら、TeamsはSkype for Business Onlineの様に単一販売はしておらず、Microsoft 365(旧:Office365)のグループウェア機能が含まれたパッケージを購入する必要があります。「Teams 価格」で検索しても単一での販売価格が出てこないのはこのためです。

費用負担を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、Teamsが含まれるMicrosoft 365(旧:Office365)のプランは月額540円(税抜)から用意されているため、Skype for Business Onlineとさほど費用は変わらず利用できます。
プランによりSharepointの利用やOutlookの便利な機能も含まれているため、会社規模により最適なプランを選ぶことで快適にオンラインツールを利用することが可能です。

3.今後のオンラインコミュニケーション

ソーシャルディスタンスを保ちながら働いていく上で、「それぞれが別の場所にいながらスムーズなコミュニケーションを取れること」が重要視されていきます。Skype for Business Onlineのサポートが終了した後でも、Microsoft Teamsを利用することでSharepointを用いたファイル共有、Outlookを用いたスケジュール確認も容易に行うことが可能です。働き方改革・リモートワークの急速な普及が行われる中、組織の中で共有をスムーズに行える環境を整えることは今後導入していく企業が増加することでしょう。

4.最後に

いかがでしたでしょうか。急速なオンラインコミュニケーションが普及する中、今回はSkype for Business Onlineの簡単な説明をさせていただきました。導入を考えたいた方にはサービス終了のお知らせは驚きかもしれませんが、さらに拡張した機能を利用することができる可能性として、Microsoftが自信をもって提供するサービスへの移行ですのでご安心ください。ありふれたサービスから情報を取捨選択する中で、こちらの紹介が少しでもお役に立てたら幸いです。

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