Microsoft365の注目機能「Teams」とは？
0.はじめに
「Microsoft365」のサービスの一つ「Teams365」が現在注目されています。聞いたことはあるけどどんなサービスなのか、利用するメリットは何なのか、Skypeとはどう違うのか？様々な疑問があるかと思います。働き方改革・リモートワークが進む中様々なオンラインコミュニケーションツールが溢れていますが、本日はTeams365を何となく知っている方・今まで知らなかった方に向けてMicrosoftが現在力を入れている「Teams365」について簡単に解説していきます。
1.Teams365とは何なのか
一言で言うと「Skypeのサービスを拡張したもの」です。（チャット機能、ビデオ通話、ファイル送信等）Microsoft提供の「Skype for Business Online」が現在（2020年7月）も提供されていますが、2021年7月末を持ってサービスを終了し、Teams365へ順次移行となります。そのため、「Skype for Business Online」の機能を拡張したものが「Teams365」と考えて良いでしょう。何となくイメージがつきにくい方もいらっしゃると思いますので、下記にメリットを記載いたします。
2.Teams365を利用するメリットとは
Teams365を利用するメリットは、大きく下記３点です。
・Microsoft Officeのアプリがそのまま利用可能
・ファイル共有が容易
・オンラインコミュニケーションが容易
下記にそれぞれ詳しく解説していきます。
・Microsoft Officeのアプリがそのまま利用可能
その名の通り、ExcelやWord、Power PointをTeams365内で利用が可能です。さらにSharePointを利用して共同編集も可能になるため、働き方改革が急速に進んでいる今注目されています。今まで誰かが編集していると他の人はアクセスできずに何だかモヤモヤ・・・といったこともありましたが、Teamsを導入すればスムーズに編集が可能です。
・ファイル共有が容易
前述の通りSharePointでのファイル共有はもちろん、Teams365にはテーマごとにチャンネルを分ける（部屋のようなもので、例えばチームごとに編成、部署で分ける等）ことが可能なため、ファイルの存在する場所が容易に把握しやすくなります。全員共有の場合は自分に関係ないファイルも共有され、該当のファイルを探すことに時間がかかる場合もありましたが、全員利用ではなくチーム単位でしか使用しないファイルはTeams365でチャンネルを分けるとファイルを探す手間も省けるかもしれません。
・チーム間コミュニケーションが容易
チャット機能、ビデオ通話機能はもちろん、Skypeのような「現在オンライン・退席中・取り込み中」のマークがあるため、「チャットを送ったけど返事が返ってこない」「連絡を取りたいけど、今忙しい状況じゃないのか気になる」といったことはありません。お互いが遠隔で作業をする中では非常に重要なツールになります。隣にいない仕事仲間が、現在連絡を取れる状況かどうかをスムーズに把握できることは大きなメリットです。もちろん、最大250人までのビデオ会議も可能です。
便利機能を兼ね備えているTeams365ですが、気になる価格はいくらでしょうか？下記に紹介していきます。
3.Teams365はいくらで使えるの？
Teams365はソフト単一でのプランは存在せず、Microsoft365のパッケージプランを購入する必要があります。「価格的に導入が難しい」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、Teams365が利用できるプランは「Office365 Business Essentials」（月額540円（税抜）/ユーザー）からとなっておりますのでご安心ください。もちろん会社規模により最適なプランとしているものは異なりますので、会社人数・利用目的に合わせたプランの選択が必要です。余談ですが、Microsoftが提供するサブスクリプションサービスは常に最新のバージョンにアップデートされ、新機能もいち早く利用できます。（2020年1月にはExcel新関数がリリースされ、Microsoft365ユーザーのみ利用できる状態です）Teams365が注目されているのも納得ですね。
4.最後に
いかがでしたでしょうか？今回はTeams365について簡単に解説致しました。ビデオ会議やリモートワークが当たり前になってくる世の中で、少しでもスムーズに仕事が進むようにツールを導入することは重要です。また、サブスクリプションサービスに若干抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、「常に最新の情報が月額料金で利用可能」と言うことを考えると、サービスを受ける利用者のメリットは非常に大きくなります。現在Skype for Business Onlineを利用している方、これからオンラインコミュニケーションの導入を検討している方には、基礎知識としてこちらの記事がお役に立てれば幸いです。
