Microsoft 365 Businessの特徴と3つのプラン
はじめに
Word、Excel、PowerPointといったOfficeアプリケーションを利用するためにパッケージ版(買い切り版)のOffice 2019などを使用している企業もあることでしょう。永久ライセンスで追加費用が発生しないというメリットもありまが、下記2点のようなデメリットもあります。
1.数年後にサポート終了してしまう
2.新しいバージョンを利用するのに買い直さなくてはならない
そこで、毎月のコストを最小限に抑え、最新バージョンも常に使用したい場合はMicrosoft 365 Businessがおすすめです。法人はもちろんのこと、個人でも利用できます。
この記事ではMicrosoft 365 Businessの概要、特徴、3つのプランについてご紹介します。
Microsoft 365 Businessとは?
Microsoft社が提供するMicrosoft 365 Businessとは、月額/年額支払い利用できるサービスです。法人も個人も利用できます。
プランによって利用可能なアプリケーションやサービスが異なりますが、端的に言うと、Word、Excel、PowerPointといったOfficeアプリケーションや現在テレワークで注目されているTeamsなどのサービスを利用できるようになります。
Microsoft 365 Business 3つのプラン
Microsoft 365 Businessには3つのプランがあります。それぞれの特徴を見ていきます。
1.Microsoft 365 Business Essentials
Microsoft 365 Businessの3つのプランの中で一番安く利用できるプランです。メールやストレージなどのOfficeサービスをお得に利用できるプランとなっています。
■特徴
・独自のメールアドレスを使用できます。
・Web版のOutlook、Word、Excel、PowerPoint、OneNote (AccessおよびPublisherはWindows PCのみ)が使用できます。
・Exchange、SharePoint、Microsoft TeamsなどのOfficeサービスが使用できます。
*プラン名が2020年4月22日からMicrosoft 365 Business EssentialsからMicrosoft 365 Business Basic になります。
2.Microsoft 365 Business
Word、ExcelなどのOffice アプリを利用でき、Windows PC、Mac、モバイルでクラウドのファイルの保存と共有を必要としている企業に最適です。Teamsなどの法人メールは含まれていません。
■特徴
・常に最新のWord/Excel/PowerPoint、Outlook/Access/Publisherを入手し、新機能が使えます。(Publisher/AccessはWindowsPCのみ)
・Windows PC/Mac/iOS/Androidで利用できます。
*プラン名が2020年4月22日から Microsoft 365 Apps for business になります。
3.Microsoft 365 Business Premium
Word、ExcelなどのすべてのOfficeアプリが利用できることはもちろんのこと、TeamsやSharePointなどのOfficeサービスも利用可能な最上位プランです。
■特徴
・独自のメールアドレスを使用できます。
・常に最新のWord/Excel/PowerPoint、Outlook/Access/Publisherを入手し、新機能が使えます。(Publisher/AccessはWindowsPCのみ)
・Exchange、SharePoint、Microsoft TeamsなどのOfficeサービスが使用できます。
・Windows PC/Mac/iOS/Androidで利用できます。
*2020年4月22日から Microsoft 365 Business Standard になります。
Microsoft 365 Business 3つのプランまるわかり表
下記に3つのプランの価格・機能・インストール台数などをまとめました。
| プラン名 | Microsoft 365 Business Essentials | Microsoft 365 Business | Microsoft 365 Business Premium |
|---|---|---|---|
| 共通点 | |||
| 最大ユーザー数 | 300人まで利用可 | ||
| ファイルの保存と共有 | 1TBのOneDriveクラウドストレージ | ||
| ファイルの保存と共有 | どのデバイスからでもファイルの保存/編集/共有が可能 | ||
| セキュリティ | 特定の日数の経過後にパスワードのリセットをユーザーに要求する、パスワード ポリシーを作成できます。 | ||
| その他 | 法人向けライセンス | ||
| 価格(税別) | |||
| 月間契約 | ¥650 ユーザー/1か月 | ¥1,080 ユーザー/1か月 | ¥1,630 ユーザー/1か月 |
| 年間契約(月相当) | ¥540 ユーザー/1か月 | ¥900 ユーザー/1か月 | ¥1,360 ユーザー/1か月 |
| 機能 | |||
| Word | × | ○ | ○ |
| Excel | × | ○ | ○ |
| Power Point | × | ○ | ○ |
| Outlook | × | ○ | ○ |
| Publisher*Windows PCのみ | × | ○ | ○ |
| Access*Windows PCのみ | × | ○ | ○ |
| OneNote | × | ○ | ○ |
| Exchange | ○ | × | ○ |
| SharePoint | ○ | × | ○ |
| Microsoft Teams | ○ | × | ○ |
| Microsoft Planner | ○ | × | ○ |
| Outlook Customer Manager | × | × | ○ |
| Microsoft Bookings | × | × | ○ |
| インストール台数 | |||
| Windows PC またはMac | 使用不可 | 5台 | 5台 |
| スマートフォン | 5台 | 5台 | 5台 |
| タブレット | 5台 | 5台 | 5台 |
まとめ
今回はMicrosoft 365 Businessについての概要、特徴と3つのプランを解説しました。テレワークが主流になりつつある現在、Officeアプリケーションの共有やTeamsなど仕事に有効的に活用していきたいですね。その際せひこの記事を参考にして仕事の効率化を図ってください。