Microsoft 365 Soloの特徴について

はじめに

皆さん「Microsoft 365 Solo」についてご存じでしょうか?Officeと言えば、IT業界に携わっている方なら一度は触ったことがあるのではないでしょうか。またIT業界以外の方や学生も、ExcelやWordには、少なくても触ったことがあるはずです。しかし、「Microsoft 365 Solo」のことについては、何のことかわからないという人も少なくないのではないでしょうか

そこで今回は、「Microsoft 365 Solo」についての基本的な解説とメリット、デメリットをご紹介させていただきます。最後までお付き合いいただけると幸いです。

「Microsoft 365 Solo」について

まず、個人向けOfficeには2種類あります。

■パッケージ版Office

パッケージ版とは買い切り型の事です。お店で、数万円を支払いソフト(Microsoft Officeシリーズ)を買う形式です。購入後は無期限に使用が可能です。 Officeと言えば、こちらの印象のほうが強いですね。

■サブスクリプション版

こちらが「Microsoft 365 Solo」となります。2014年10月17日に発売されました。サブスクリプション版なので、1ヶ月または1年間契約をし、契約期間中だけお金を支払い、利用します。

サブスクリプション版を選択するメリットとは

サブスクリプション版を選択した際、以下のようなメリットが期待できます。

1.支払い方式

まず考えられるのが、支払い方式の違いです。「パッケージ版」は一括で支払うのに対し、「サブスクリプション版」は、月額または1年間の契約での支払いになるので、月額だと「1,284円/月」1年間だと「12,984円/年」となります。一括だと3万円以上かかります。一括で3万円以上だと支払いに苦労することもありますが、月額1,274円だと支払いやすいですよね。会社内での使用も、初期投資を抑えられるので、社内稟議に通しやすくて助かります。

2.アップデートへの対応

私的にはこのメリットが一番大きいです。「パッケージ版」の購入だと、新しいバージョンが出るたびに買いなおさないといけません。「Office2013>Office2016>Office2019」という風にOfficeは3年ごとにバージョンアップしています。つまり最新版を使いたいのなら、3年ごとに3万円以上の支払いが生じるわけです。ずっと旧バージョンでいいと言えばいいのですがそれでもいずれ、OSと同じようにサポートの終了というものがやってきます。ですが、「サブスクリプション版のMicrosoft 365」だと、驚くことに常に最新のバージョンが使用可能なのです、サポートも切れる心配もありません。アップデートの対応だけで「パッケージ版」より「サブスクリプション版」を選択する価値は十分にありますよね!。

3.随時最新機能が使用可能

「パッケージ版」だと新機能が追加されても、次のバージョンの発売まで待たないと新機能の追加は行われませんが、「サブスクリプション版」だと、随時新機能が追加されます。常に最新の機能を使用したい方などは、「サブスクリプション版」を選択する大きなメリットになりますね。

4.OfficeMobileが使用可能

OfficeMobileというのは、iOSとandroid用のスマートフォン向けのマイクロソフトOfficeの事です。これは、無料でも使用することは可能なのですが、無料ではすべての機能を扱う事ができません。ですが、「Microsoft 365 Solo」のライセンスを所持していると、すべての機能を使用することが可能となっています。

5.インストール台数の違い

「パッケージ版」だと最大2台のPCにインストール可能ですが、「サブスクリプション版のMicrosoft 365 Solo」だと無制限にインストールできます。更に同時に最大5台までサインインも可能となっております。PCを複数台所持している方、新しいPCを買おうとしている方には大きなメリットですね。

6.使用できるOfficeアプリ数の違い

「パッケージ版」のOfficeでは使用できるアプリの数は8種類となっています(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher、Project、Visio)。OneNote2019が提供されていないのですが、「サブスクリプション版のMicrosoft 365 Solo」ならすべてのアプリを使用可能となっております。

サブスクリプション版を選択するデメリットとは

サブスクリプション版を選択した際、以下のようなデメリットが考えられます。

3年目以降のコスト

「サブスクリプション版」はメリットしかないように思われますが、デメリットもあります。それが3年目以降の価格です。サブスクリプションを利用して1年目の価格は12,984円です、これを3年続けると、38,952円となります。そうなると、「Office Personal 2019」が32,184円、「Office Home&Business 2019」が37,584円なので、永続ライセンスが買える値段となってしまうのです。

こうなってしまうと、お得感が薄れてしまいますよね。ただ、「Office Personal 2019」はAccessとPublisherとPowerPointが使用できません、「Office Home&Business 2019」はAccessとPublisherが使用できません。これらが使える、「Office Professional 2019」は、65,784円なので、まだすべてのアプリが使用できる「Microsoft 365 Solo」に軍配が上がるかもしれませんね。これが6年先となれば、費用面だけで比較すると「Office Professional 2019」ですが、その頃にはバージョンも、もう古いですし、サポートも残り少ない状態だと思うのでやはり「Microsoft 365 Solo」がオススメですね。

まとめ

「Microsoft 365 Solo」についてご紹介させていただきましたが、このようにメリットもデメリットもあるので、ご自分で現状、「パッケージ版」と「サブスクリプション版」どちらが必要であるかを理解し、選択していくことが大事ではないでしょうか。

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