Office 365改め、新サービスのMicrosoft 365とは一体何?

Office 365改め、新サービスのMicrosoft 365とは一体何?

最近マイクロソフトの製品であるOfficeを購入する際に「Office 365」という言葉を耳にすることが多くなりました。そして、マイクロソフト社は新しく「Office 365」から「Microsoft 365」へサービス名を変更しています。

今回は、Office 365改めMicrosoft 365とは、一体どういったサービスなのか。その概要と主な特徴を紹介していきます。

従来までのOffice

今、皆さんが使っているOficceソフトで馴染み深いものはプリインストールされたもの、またはOffice 2019などのパッケージ版と言われるものが多いでしょう。

これらパッケージ版の特徴としては、下記の3点が挙げられます。

・永続ライセンスなので、一度購入すると永久的に使用できる

・1ライセンス当たりのデバイス数は2台まで

・アップデートができないので、アップデートをしようとすると新しいパッケージを購入する必要がある

これらの製品にはサポート期限が決められており、2025年10月には全てのサポートが終了してしまいます。

サブスクリプションサービスとしてのMicrosoft 365

新しく名称を変更したMicrosoft 365はOffice 2019などのように製品を購入するということではなく、サブスクリプションサービスの名称のことを指します。サービスに加入することで、従来のWord,Excel,Powerpointなどのソフトウェアをインストールすることができるのです。「Microsoft 365」の特徴としては下記の通りとなっています。

・サブスクリプション型なので、毎月または毎年一定額を支払う必要がある

・常に最新バージョンのアプリケーションをインストールすることができる

・Windows,Mac,タブレット,スマートフォン(Windows,Android,ios)の全てのデバイスで使用できる

・大容量のオンラインストレージ

・高いセキュリティが保証されている

・24時間年中無休のサポート受けられる

サービスの料金は1年間、または1月ごとの支払いから選択できますが、ユーザーごとに加算される点については注意が必要です。年間で使用料を払う場合には、使用していないユーザーがいても人数分のアカウントの料金を初めに支払う必要があります。コスト面を考慮し、月額で支払うのか年間で支払うのかを検討することが重要です。またMicrosoft 365は、個人用や企業用、教育機関用としてのサービスプランを展開しています。

主なサービスプランの特徴

Microsoft 365 Personal

Microsoft 365 Personalは家庭また個人用のプランとなっています。Microsoft 365 Personalも名称が変更されており、以前はOffice 365 soloというサービスでした。個人用プランという位置づけで、従来のWord,Excel,Powerpoint,Outlookに加え、One note,そしてWindows PCのみ使用可能です。例外としてAccess,Publisherといったソフトも使用可能となっています。そしてMicrosoft 365 Personalには後に紹介するビジネスプランと同様に大容量のオンラインストレージが利用でき、他にもSkypeでの通話サービスがついています。これらは一部のソフトを除きアカウントでログインさえすれば全てのデバイスで使用可能です。

Microsoft 365 Business

Microsoft 365 BusinessはMicrosoft 365のビジネスプランとなっています。以前はOffice 365 Business EssentialsやOffice 365 Business Premiumの他にMicrosoft 365 Businessといった名称が混在していましたが、今はMicrosoft 365 Business Basic,Standard,Premiumの3つのプランとアプリ中心のMicrosoft 365 Apps for businessで展開されています。

ビジネスプランでの主な特徴としては、業務用ツールとして有用なSharePoint,TeamsやWeb版Oficceソフト、独自のドメインを用いたメールサービスが挙げられます。Basicでは主に、Web版でのOficce使用ができます。Standardでは、一通りの機能が利用できます。またPremiumでは、セキュリティが強固になったものとなっています。予算に合わせたプランを利用できますが、Microsoft 365 Businessプランでは300ユーザーまでしか利用できないという点には注意が必要です。300人以上の従業員がいる企業向けには、Microsft 365 Enterpriseというプランが展開されています。

終わりに

いかがだってでしょうか。Office 365は名称を変え、社名を冠したMicrosoft 365というサービスとなりました。サブスクリプションサービスとなり、常に最新のサービスを利用できるだけでなく多様なプラン展開もされています。今回紹介した各プランの特徴を踏まえ、最適なプランを選択するためのお役に立てれば幸いです。

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