PowerAppsとSharePointを使ってアプリを作成してみよう!

はじめに

皆さんは、「PowerApps」ってご存知でしょうか。おそらく聞いた事があまり無いという方が大半ではないでしょうか。記事を書いている私自身、割と最近SharePoint知りました。ただ調べていくと、とても便利なツールである事が判明しました!そこで今回は「PowerApps」の概要及び活用方法について、ご紹介していきます。

PowerAppsについて

PowerAppsとは、2016年11月にリリースされたビジネスアプリケーションを作成できるツールのことです。どういうことかと言うと、プログラミングの知識がない方でも簡単にアプリケーションを作成できるという事です。PowerAppsを使用すると自分で作ってみたいと考えているアプリケーションや、業務で使用したいアプリケーションを簡単に作成できる為、とても便利になります。そんなPowerAppsの最大の特徴を以下に挙げてみました。

特徴

◆OS・ブラウザを問わず使用可能

PowerAppsで作成したアプリは、Windows、Mac、Google Chrome、edge等であろうと作動出来ます。その為、わざわざPC向けやモバイル向けに別のアプリを作り替える手間が掛かりません。

◆多くのデータベースと連携可能

PowerAppsでは、Microsoftサービスだけでなくその他の外部サービスともデータ連携が出来ます。例えば、OneDrive上のExcelファイルやSharePointのリスト等様々なデータソースを利用するための仕組みが用意されています。※後ほど、SharePointのとの活用方法をご紹介いたします。

PowerAppsを作成する上で考慮する点

以上の通り、「誰でも簡単にビジネスアプリケーションを作成出来る」ツールであるのが、PowerAppsの売りであり、素晴らしい点と言えます。しかし、「誰でも作成出来る」からこそPowerAppsを使う上で考慮しておいた方が良い点を2点挙げます。

◆実現したい業務プロセスに対しての理解

これからアプリケーションで便利に使えるようにするぞ!と意気込んでも、では実際にどういう風に作動して欲しいか、現状の改善すべき点など、今の業務プロセスに関しての知識は必要となります。より良いアプリケーションを実現する為にも、今ある業務プロセスをしっかり理解しておきましょう。

◆使用するデータに対しての知識

PowerAppsでは多くのデータベースと連携できるツールではありますが、実際連携するデータベースの知識が全くないのは少し厳しいかもしれません。例えば、SharePointのリストをPowerAppsを使用して、アプリケーションを作成しよう!と思っても、そもそもSharePointの使い方を全然知らないければ作れません。これに関しても使用するデータの知識について詳しく調べておきましょう。

参考

以上のことを踏まえて、PowerApssに興味を持たれた方、実際に導入を検討されている方がいらっしゃいましたら、下記にPowerAppsの概要や料金設定等について具体的に紹介されております。是非ご参考ください。

Microsoft PowerAppshttps://powerapps.microsoft.com/ja-jp/pricing/

PowerAppsの活用方法について

では実際に、PowerAppsはどのような活用方法があるのか気になりますよね。そこで今回はSharePointリスト内の項目に基づいて、アプリケーションを作成する方法についてご紹介します。※2つのサービスを持っている事が前提です。

作成するにあたり

アプリケーションは、PowerAppsまたはSharePoint内から作成する事が可能です。また今回の例として、SharePointリストの内容は、勝手ながら以下の通りとさせて頂きます。

1.SharePointのサイトで、「Sample」という名前のリストを作成します。

2.Titleという名前の列内で、「青・赤・黄」という項目を作成します。

※SharePointのリストの作成方法は以下をご参考下さい。

https://www.acrovision.jp/service/sharepoint/?p=177

◆ PowerAppsからアプリケーションを作成する

1.PowerAppsにサインインします。

2.画面が開いたら[+新しいアプリ]をクリックします。

3.SharePointの[携帯電話レイアウト]を選択します。

4.サイトのURLを貼り付け、[移動]をクリックします。

5.[リストを選択して下さい]で、リストの「Sample」を選択し、[接続]をクリックします。

数分後、アプリケーションが画面に開き、作成した「青・赤・黄」の項目が表示されます。これでアプリケーションが作成出来ました。

◆ SharePoint内からアプリを作成する

1.SharePointのカスタムリストを開き、コマンドバーで[PowerApps]で[アプリの作成]の順番で選択します。

2.表示されるパネルに、アプリケーションの名前を入力し[作成]をクリックします。

3.ブラウザーに新しいタブが表示され、SharePointリストに基づいてアプリケーションが表示されます。

※現在、SharePointから作成されたアプリは、PowerAppsモバイルには表示されないのでご注意ください。

まとめ

PowerAppsについていかがでしたでしょうか。ビジネスアプリケーションを自分自身で作成出来るPowerAppsは、働く人にとってとても画期的なサービスである事がわかって頂けると嬉しいです。使い方としては少し上級編になるのかもしれませんが、是非挑戦して見てください。また、今回は、PowerAppsとSharePointの活用方法についてご紹介しましたが、実はまだまだ活用できる方法が沢山あります。それについて、詳しく説明されているホームページを下記の参考にて載せております。是非ご参考くださいませ。

参考

https://docs.microsoft.com/ja-jp/powerapps/maker/canvas-apps/get-started-test-drive

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